研究課題/領域番号 |
24655158
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
一二三 恵美 大分大学, 全学研究推進機構, 教授 (90254606)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ナノ抗体 / 血液脳関門 / BBB / がん細胞傷害性 / 定常領域ドメイン |
研究成果の概要 |
脳疾患治療における重要課題は、薬剤が脳内に移行し難いことである。これは、毛細血管から脳実質への物質移動が、血液脳関門(BBB)によって厳しく制限されていることによる。本研究では、数nmサイズのナノ抗体を用いてBBBの突破を試みた。主に1)ヒト型ナノ抗体ライブラリーの作製と合成、2)微量分析系の確立、3)in vitro BBB透過性試験を行い、BBBの透過率は分子サイズに従い、ナノ抗体単量体(25 kDa)、ナノ抗体二量体(50 kDa)、完全抗体(150 kDa)の順であることが判明した。これにより、25 kDa程度のナノ抗体に脳治療の機能を持たせれば、脳疾患の治療が可能であると考えられた。
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