研究課題/領域番号 |
24655201
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
兵頭 俊夫 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 特定教授 (90012484)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 陽電子 / ポジトロニウム / 多孔性材料 / サイズ評価 / シリカエアロゲル / 多孔性物質 / 空孔サイズ |
研究概要 |
陽電子消滅寿命法で多孔性材料の細孔サイズを推定するための、任意の形状の細孔に適用できるモデルを開発した。古典的な描像の基本モデルにポジトロニウム(Ps)の有効サイズに対応するパラメータを導入し、その値を、改良Tao-Eldrupモデルとスムーズにつながるように決めた。 応用として、シリカエアロゲルの細孔を測定した。この物質の空隙の大きさを他の手法で評価すると、巨視的パラメータと矛盾する結果が出てしまうが、本研究で整備した評価法で密度を見積もった結果、実際の巨視的密度とよく一致した。これは、複雑な構造をした大きな空孔に対して、本研究で開発した評価が信頼できる結果を与えることを示している。
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