研究課題/領域番号 |
24656406
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山本 剛久 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20220478)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 転位 / 薄膜 / 酸化ニッケル / 強磁性 / 反強磁性 / NiO / チタン酸ストロンチウム / STEM |
研究概要 |
SrTiO3を基板としてNiOを成長させた試料において非常に興味深い結果が得られた。SrTiO3とNiOには、僅かな格子不整合が存在する。そのために、NiO薄膜中には貫通転位が形成される。NiOは通常反強磁性体であるが、この薄膜中に形成された貫通転位においてMFMにより磁気特性を計測したところ、転位コアにおいてのみ強磁性が発現することを見出した。このユニークな物性は、転位コアにおいてNiOの結晶構造が変化し、強磁性を有する構造へと変化したためであると考えられる。この成果はNature Material誌に掲載された。
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