研究課題/領域番号 |
24657061
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
坂巻 祥孝 鹿児島大学, 農学部, 准教授 (20315401)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 分類形質 / 利き翅 / 左右非対称性 / チャノコカクモンハマキ / 鱗粉の脱落 / 遺伝的基盤 / 前後翅での利き翅の方向 / ハマキガ科 / ホソガ科 / キバガ上科 / 左右非対称 / 斑紋変異の定量化 |
研究概要 |
翅を畳んだ静止時に上になる側の翅を「利き翅」と定義し、蛾の翅の利き翅を未展翅標本から調べた結果、種によって利き翅のあるものないものが認められた。これらのうち、左前翅が利き翅と思われたチャノコカクモンハマキを飼育して、2年目に実験した結果、飛翔後静止姿勢に入ったときには、どの個体も必ず決まった側の前翅を上にしており、利き翅の存在が示されたが、左右の比率は同腹由来兄弟内で1:1であった。さらに前翅と後翅の利き翅の関係を見たところ一致する個体が80%であった。一致しなかった20%の個体については翅の痛みが認められたことから、天敵に襲われるなどの事故の場合に左右逆の翅を閉じることがあると考えられた。
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