研究課題/領域番号 |
24657062
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山根 正氣 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (30145453)
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研究分担者 |
坂巻 祥孝 鹿児島大学, 農学部, 准教授 (20315401)
杉山 裕子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (40305694)
佐藤 正典 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (80162478)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ハマハシリバエ / モンゴル / 内陸湖 / 湖岸の昆虫層 / 砂浜 / 形態形質 / COI領域 / バイカル湖 / 湖岸の昆虫相 / CO1領域 |
研究概要 |
太平洋から3000km以上も内陸のモンゴル西部の湖において、本来海岸性であるハマハシリバエの生息を発見した。本種は2つの湖で生息が確認されたが、1つは塩水湖であり1つは淡水湖であることから、水の性質は本種の生息に重要な意味を持たないことがわかった。この個体群の由来として、太古の海からの残存か近隣の水域(バイカル湖)からの移入の2つの仮説が立てられた。形態と分子の証拠から、いずれの仮説も可能性が低いと考えられた。本研究とほぼ同時期に黒海とアゾフ海から記載された種が本種に近縁であることが判明し、モンゴルの種は4000kmも離れた黒海周辺から何らかの方法で運ばれた可能性が高いと考えられた。
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