研究課題
挑戦的萌芽研究
概日リズムとは、睡眠/覚醒やホルモン分泌といった生命現象に観察される約24時間周期の変動であり、生物に内在する分子時計により形成される。分子時計は一連の時計蛋白質により構成され、細胞自律的に制御されている。本研究の目的は、主要な時計蛋白質の一つであるBMAL1によるヌクレオソーム形成・維持の分子メカニズムに注目し解析を行った。本研究は、(1)分子時計標的遺伝子のプロモーターへのヒストンH3.3が日周期的にDepositionされること、(2)この周期的なH3.3のDepositionがBmal1を機能抑制した細胞において阻害されることを見出した。これらの知見は、BMAL1がヒストンH3.3のDepositionの日周性形成に寄与することを示唆している。
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J. Biol. Chem
巻: 287 ページ: 22089-22098
Journal of Biological Chemistry
巻: 287 号: 26 ページ: 22089-22098
10.1074/jbc.m111.334714
http://www.tmd.ac.jp/mri/dbio/index.html
http://www.tmd.ac.jp/mri/dbio/