研究課題
挑戦的萌芽研究
分泌性タンパク質と核内で機能する転写因子とは関連性がなさそうであるが、生化学的な類似点性に加え、ある種の分泌性タンパク質は核へ移行したり、転写因子が分泌されたりする例が幾つか報告されている。そこで本研究は分泌して作用する転写因子として知られるOtx2について解析した。シグナルペプチドと検出のための蛍光タンパク質VenusをOtx2に結合してアフリカツメガエル胚に発現させたが、細胞外間隙へのOtx2の分泌は検出されなかった。理由の1つとして考えられたのがOtx2の修飾である。解析の結果、C末端領域の3箇所のセリンがリン酸化されていることを見出した。今後分泌との関連で解析するのが重要である。
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Development
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http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/lmb/public_html/index.php?Home