左右非対称性形成の分子機構解明を目指したトランスジェニック淡水産巻貝の開発

• 研究課題/領域番号: 24657149
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 発生生物学
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 黒田 玲子 東京理科大学, 総合研究機構, 教授 (90186552)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 発生遺伝 / 発生・分化 / トランスジェニック / 発生 / トランスジェニック動物 / 左右性

研究概要

トランスジェニック巻貝の作製技術を開発するために、巻貝初期胚への遺伝子導入および外来遺伝子を生殖細胞で発現させることが可能な発現ベクターの作製を検討した。巻貝の内在性β-アクチンプロモーターを利用した発現ベクターを用いることで、外来遺伝子導入胚の発生率を向上させることができた。また、I-SceI meganuclease法と組み合わせた遺伝子導入法の検討を行い、トランスジェニック巻貝作製に向けた足がかりを得ることにつながった。

研究成果

• [雑誌論文] Spiral cleavages determine the left-right body plan by regulating Nodal pathway in monomorphic gastropods, Physa acuta (2014)
  • 著者名/発表者名: Masanori Abe, Hiromi Takahashi and Reiko Kuroda.
  • 雑誌名: The International Journal of Developmental Biology 巻: (Spiralian special issue)(in press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Spiral cleavages determine the left-right body plan by regulating Nodal pathway in monomorphic gastropods, Physa accuta (2014)
  • 著者名/発表者名: M. Abe, H. Takahashi and R. Kuroda
  • 雑誌名: Int. J. Dev. Biol. 巻: Spiralian special issue
  • 査読あり
• [雑誌論文] How a single gene twist a snail
  • 著者名/発表者名: Reiko Kuroda.
  • 雑誌名: Integrative and Comparative Biology 巻: (in press)
• [学会発表] 生命の諸階層を貫く左右対称性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 黒田玲子
  • 学会等名: 第3回総合研究大学院大学「異分野統合フォーラム」
  • 発表場所: 総合研究大学院大学葉山キャンパス(神奈川)
  • 年月日: 2014-02-06
  • 招待講演
• [学会発表] How a single gene twist a snail (2014)
  • 著者名/発表者名: Reiko Kuroda.
  • 学会等名: The annual meeting of the Society for Integrative and Comparative Biology
  • 発表場所: Austin, Texas, USA
  • 年月日: 2014-01-04
  • 招待講演
• [学会発表] How a single gene twists a snail (2014)
  • 著者名/発表者名: R. Kuroda
  • 学会等名: Symposium on Inegrative and Comparative Biology
  • 発表場所: Austin, Texas, USA
  • 招待講演
• [学会発表] 巻貝の左右巻型形成には発生過程を通して継続的なnodal-Pitxの左右非対称な発現が関与する (2013)
  • 著者名/発表者名: 阿部真典・黒田玲子
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド(神戸)
  • 年月日: 2013-12-04
• [学会発表] カイロモルフォロジー研究 : キラリティーの識別、創成、増幅、測定への挑戦から、巻貝の巻方向決定の謎の解明まで (2013)
  • 著者名/発表者名: 黒田玲子
  • 学会等名: 北海道大学CCBセミナー
  • 発表場所: 北海道大学(北海道)
  • 年月日: 2013-09-11
  • 招待講演
• [学会発表] Molecules, crystals and living organisms looking through the eyes of chirality (2013)
  • 著者名/発表者名: Reiko Kuroda.
  • 発表場所: Gotenburg, Sweden
  • 年月日: 2013-06-17
  • 招待講演
• [学会発表] Molecules, crystals and living organisms looking through the eyes of chirality (2013)
  • 著者名/発表者名: R. Kuroda
  • 学会等名: Nano Gathering, Gotenburg
  • 発表場所: Gotenburg, Sweden
  • 招待講演
• [学会発表] カイロモルフォロジー研究：キラリティーの識別、創成、増幅、測定への挑戦から、巻貝の巻方向決定の謎の解明まで (2013)
  • 著者名/発表者名: 黒田玲子
  • 学会等名: 北海道大学 CCBセミナー
  • 発表場所: 北海道大学、札幌
  • 招待講演
• [学会発表] 巻貝の左右巻型形成には発生過程を通して継続的なnodal-Pitxの左右非対称な発現が関与する (2013)
  • 著者名/発表者名: 阿部 真典、黒田 玲子
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会
  • 発表場所: 神戸
• [学会発表] 淡水産巻貝Lymnaea stagnalisの発生過程におけるnodalの左右非対称な発現パターンの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿部真典・清水美穂・黒田玲子
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: マリンメッセ福岡(福岡)
  • 年月日: 2012-12-14
• [学会発表] 淡水産巻貝Lymnaea stagnalis胚におけるbrachyury発現パターンの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 荒川泰範・阿部真典・清水美穂・黒田玲子
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: マリンメッセ福岡(福岡)
  • 年月日: 2012-12-14
• [学会発表] 淡水産巻貝Lymnaea stagnalisの発生過程におけるnodalの左右非対称な発現パターンの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 阿部真典・清水美穂・黒田玲子
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: マリンメッセ福岡
• [学会発表] 淡水産巻貝Lymnaea stagnalis胚におけるbrachyury発現パターンの解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 荒川泰典・阿部真典・清水美穂・黒田玲子
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: マリンメッセ福岡