研究課題/領域番号 |
24657160
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
福澤 雅志 弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (10231557)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 細胞性粘菌 / 有性生殖 / 雌雄性成立 / 同型配偶 / ホモタリック接合 / otokogi / minus-dominance / 有性生殖の起源 / マクロシスト / 藻類 / OTOKOGI / MID / ホモタリック |
研究成果の概要 |
細胞性粘菌は雌雄の区別はなく、3つの交配型で有性生殖過程のマクロシスト形成が行われる。本研究は、藻類でオスの性決定に関わる転写因子OTOKOGI (MID)遺伝子のオーソログDdmidの機能解析を行った。Ddmidはすべての交配型に確認され、雌雄性には関与しないことがわかった。DdmidB過剰発現株はホモタリックな接合を行い、マクロシスト様構造を形成したことから、有性生殖での機能が示唆された。しかし、遺伝子破壊株はヘテロタリック接合に欠陥が見られなかった。これらの結果から、細胞性粘菌のMIDの機能は性決定ではなく、有性生殖を促進する遺伝子を制御するように進化した可能性が明らかになった。
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