研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、ゲノムに起こる超微小逆位が生物に普遍的な現象であるかを検証するとともに、超微小逆位の現象を実験的に検証し発生頻度を測定することを目的とする。まず、計算機を用いて真核生物、古細菌、真正細菌の10系統について近縁種間や株間で比較ゲノム解析を行ったところ、10系統全てにおいて超微小逆位が同定された。したがって、超微小逆位は生物に普遍的なゲノム構造変化であることが強く示された。次に、マウスの超微小逆位のホットスポット候補領域について多数のマウス精子のゲノム配列を決定することにより、超微小逆位の発生頻度の測定を試みた。この解析は現在進行中であり、成果は論文等で発表予定である。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
Genome Biology and Evolution,(この論文はGenome Biology and Evolution, Volume 4 Issue 11のハイライト論文として掲載された。Highlight : Family Ties—New Evidence Simplifies Human Evolutionary Tree. Genome Biology and Evolution, 4:1146-1147, 2012.)
巻: 4 ページ: 1133-1145
Genome Biology and Evolution
巻: 4 号: 11 ページ: 1133-1145
10.1093/gbe/evs075