研究課題
挑戦的萌芽研究
植物の細胞内では原形質流動と呼ばれる活発な細胞内輸送がみられる。原形質流動は細胞内をミオシンXIが動くことによる流体力学的効果によって生じ,細胞内における栄養物,代謝物の拡散促進を担っていると考えられている。本研究は,細胞内のミオシン速度を変えることによって原形質流動速度を変える試みを行った。世界最速ミオシンである車軸藻ミオシンをシロイヌナズナに機能できる形で遺伝子導入したところ,原形質流動速度は増加し,植物体の大型化がみられた。原形質流動はすべての植物に共通な機構なので世界最速ミオシンにより原形質流動促進する本システムは普遍的な植物成長システムとなりうる。
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http://life.s.chiba-u.jp/ito/