研究課題/領域番号 |
24658049
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
櫻井 健志 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (20506761)
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研究分担者 |
内野 恵郎 独立行政法人農業生物資源研究所, 遺伝子組換えカイコ研究開発ユニット, 研究員 (90563627)
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連携研究者 |
光野 秀文 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (60511855)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 昆虫 / 生体機能利用 / 匂いセンサ / カイコガ / 嗅覚受容体 |
研究概要 |
キイロショウジョウバエ一般臭嗅覚受容体の一つであるOr82aをカイコガ性フェロモン主成分であるボンビコールの受容体遺伝子BmOR1プロモータ制御下で発現する遺伝子組換えカイコガを作出した。この組換えカイコガは、Or82aのリガンドであるgeranylacetate刺激に対して濃度依存的に、フェロモン源探索行動を発現した。また、Or82aの発現による、ボンビコール受容細胞の神経投射パターンの変化は見られなかった。これらの結果から、一般臭の嗅覚受容体の遺伝的導入によりカイコガのフェロモン源探索行動の匂い選択性を人為的に改変できることが示され、本手法を用いてオスカイコガ生体をさまざまな匂いのセンサとして利用する可能性が示された。
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