研究課題/領域番号 |
24658052
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高須 啓志 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (50212006)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 寄生蜂 / 学習 / 有効性 / 糖摂取 / 殺虫剤 |
研究概要 |
殺虫剤と天敵昆虫は相対する害虫防除法として考えられてきたが、本研究では、選択的殺虫剤が逆に天敵昆虫の有効性を高める可能性について検討した。寄生蜂が、殺虫剤の匂いを学習し、その匂いを手掛かりに探索活動を行うことが室内実験でわかった。しかし、風洞実験では、農薬の匂い成分に継続して誘引されることや、殺虫剤の匂い成分があることで寄主探索効率や寄生効率が高まるという証拠は得られなかった。しかし、風洞下や野外ではバニラやストロベリーのような匂いを学習させた蜂をそれらの匂いを設置した植物に放すと、蜂は効率よく寄主を探索するため、農薬に無害な匂い成分を付加することで寄生蜂の有効性が改善される可能性がある。
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