新規アクリル酸変換酵素の機能解明とその応用

• 研究課題/領域番号: 24658085
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 応用微生物学
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 片岡 道彦 大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (90252494)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 水和酵素 / アクリル酸 / 微生物変換 / 微生物酵素 / 微生物 / 応用微生物 / 酵素

研究成果の概要

本研究では、アクリル酸資化性菌として単離した2種のアクリル酸変換菌（3-ヒドロキシプロピオン酸生成菌）について、アクリル酸から3-ヒドロキシプロピオン酸への変換を触媒する水和酵素の詳細を解明するため、休止菌体および細胞抽出物によるアクリル酸水和反応の基礎解析、および酵素の精製を行った。その結果、本反応はCoA体を介したものであることが明らかとなり、アクリル酸水和反応の機構解明に向けた成果が得られた。

研究成果

• [雑誌論文] 次世代バイオポリマー生産を目指すプロパノール発酵技術の開発 (2013)
  • 著者名/発表者名: 片岡道彦、浦野信行
  • 雑誌名: 化学工業 巻: 64 ページ: 472-478
• [学会発表] 微生物によるアクリル酸水和反応に関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 西川恵美、浦野信行、冨士亮介、西本菜津紀、片岡道彦
  • 学会等名: 日本農芸化学会2015年度大会
  • 発表場所: 岡山大学（岡山市）
  • 年月日: 2015-03-26 – 2015-03-29
• [学会発表] Microbial hydration of acrylic acid by newly isolated fungi (2014)
  • 著者名/発表者名: M. Nishikawa, N. Urano, R. Fuji, M. Kataoka
  • 学会等名: Active Enzyme Molecule 2014
  • 発表場所: 富山国際会議場（富山市）
  • 年月日: 2014-12-17 – 2014-12-19
• [学会発表] 組換え微生物による有用物質生産プロセスの開発
  • 著者名/発表者名: 片岡道彦
  • 学会等名: 新化学技術推進協会 ライフサイエンス技術部会 反応分科会講演会「遺伝子発現と代謝工学」
  • 発表場所: 東京
  • 招待講演
• [学会発表] 微生物機能を利用した有用物質生産プロセスの開発
  • 著者名/発表者名: 片岡道彦
  • 学会等名: 第17回関西大学先端科学技術シンポジウム
  • 発表場所: 関西大学（大阪府）
  • 招待講演
• [図書] リサイクルバイオテクノロジーの最前線 (2013)
  • 著者名/発表者名: 片岡道彦、浦野信行
  • 総ページ数: 239
  • 出版者: シーエムシー出版