研究課題
挑戦的萌芽研究
ストライゴラクトン(SL)は植物の形態制御に関わるため、発芽にSLを必要とする根寄生植物は生合成能力を欠失しており、個体の形態も宿主から供給されるSLによって制御されると考えられる。本研究はこの仮説の実証を目指した。培地で生育するストライガ独立個体からSLが検出されなかったこと、および、寄生しているストライガから検出されるSLは宿主と同一であることから、宿主からの流入が示唆された。SL生合成欠損イネ変異体に寄生したストライガ個体の形態には異常が生じた。これらのことから、ストライガのSL生産能力は低く、宿主が供給するSLは発芽だけでなく寄生した個体の形態にも影響していると考えられた。
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Plant Cell Reports
巻: 32 (6) ページ: 829-838
Moench, Phytochemistry
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巻: 32 号: 6 ページ: 829-838
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Phytochemistry
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