新燃岳火山灰を活用した環境修復ブロックの開発に関する基礎研究

• 研究課題/領域番号: 24658205
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 農業土木学・農村計画学
• 研究機関: 宮崎大学
• 研究代表者: 細川 吉晴 宮崎大学, 農学部, 教授 (40146337)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 火山灰 / 環境修復ブロック / 保水性インターロッキングブロック / 曲げ強度 / 保水量 / 火山灰混入率 / 環境修復 / ブロック / 土木材料 / 農業工学

研究概要

2011年1月下旬に噴火した新燃岳の火山灰は吸水率が高いので，環境修復の保水性ブロックに活用できると考えて桜島火山灰と比較した結果，曲げ強度の基準値3.0 MPa以上を満足する火山灰容積混入率の上限は新燃岳が30%，桜島が20％であり，細粒な桜島火山灰が多いほど曲げ強度が低く保水量が高まる傾向があった。次に，両者の火山灰混入率を容積で20，30，40%とし，その中で新燃岳と桜島の火山灰容積比を3：7，5：5，7：3として検討したところ，新燃岳：桜島の容積比が5：5の30%火山灰混入率であれば曲げ強度基準とブロック機能を満足する保水性インターロッキングコンクリートブロックの製造が可能と判断した。

研究成果

• [雑誌論文] 新燃岳の噴火に伴う降灰等による宮崎県の農業被害 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 雑誌名: 農業農村工学会誌 巻: Vol.81, No.7 ページ: 515-518
  • 査読あり
• [雑誌論文] Basic Study on Effective Utilization of Newly Volcanic Ash from Mt (2013)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa, Y. and Onoue, K.
  • 雑誌名: Shinmoedake into Concrete, Proceedings of the 3rd International Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies 巻: e408(CD-ROM)(REFEREED PAPERS) ページ: 1-10
• [雑誌論文] 南九州に産する火山灰を混入したインターロッキングブロックの特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・千賀年浩・安部明彦介
  • 雑誌名: セメント・コンクリート論文集 巻: Vol.67 ページ: 304-310
  • NAID: 130004745760
  • 査読あり
• [雑誌論文] Basic Study on Effective Utilization of Newly Volcanic Ash from Mt. Shinmoedake into Concrete (2013)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa, Y. and Onoue, K.
  • 雑誌名: Proceedings of the 3rd International Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies-SCMT3, 巻: CD-ROM, e408 ページ: 1-10
  • 査読あり
• [雑誌論文] 南九州に産する火山灰を混入したインターロッキングブロックの特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴，千賀年浩，安部明彦
  • 雑誌名: セメント･コンクリート論文集 巻: 67 ページ: 304-310
  • NAID: 130004745760
  • 査読あり
• [学会発表] 新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用に関する研究-火山と都城市との共生- (2014)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 学会等名: 都城市商工部工業振興課主催「新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用に関する研究」報告会
  • 発表場所: 宮崎県都城市
  • 年月日: 2014-03-06
• [学会発表] 新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用に関する研究－火山と都城市との共生－ (2014)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 学会等名: 新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用に関する研究報告会
  • 発表場所: 宮崎県都城市庁舎南館
  • 招待講演
• [学会発表] 新燃岳と桜島の火山灰を混入した歩道用インターロッキングブロックの性質 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 学会等名: 平成25年度農業農村工学会九州支部大会講演会
  • 発表場所: 宮崎市
  • 年月日: 2013-11-06
• [学会発表] 新燃岳火山灰のポゾラン活性を古代ローマ遺跡片等と比較検討する (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・関戸知雄・中山泰弘
  • 学会等名: 第68回農業農村工学会中国四国支部講演会講演会
  • 発表場所: 高松市
  • 年月日: 2013-10-17
• [学会発表] 新燃岳火山灰のコンクリート用細骨材への適性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 学会等名: 平成25年度農業農村工学会全国大会講演会
  • 発表場所: 東京・東京農業大学
  • 年月日: 2013-09-05
• [学会発表] Basic Study on Effective Utilization of Newly Volcanic Ash from Mt. Shinmoedake into Concrete (2013)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa, Y. and Onoue, K.
  • 学会等名: The 3rd Intern. Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies
  • 発表場所: Kyoto, Japan
  • 年月日: 2013-08-19
• [学会発表] 新燃岳の火山灰の農工面における有効利用-研究取組の2年目- (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・霧村雅昭・関戸知雄
  • 学会等名: 地域連携センター第20回技術・研究発表交流会
  • 発表場所: 宮崎市・宮崎大学産学
  • 年月日: 2013-08-02
• [学会発表] 南九州に産する火山灰を混入したインターロッキングブロックの特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・千賀年浩・安部明彦・河野俊介
  • 学会等名: 第67回セメント技術大会
  • 発表場所: 東京・ホテルメトロポリタン
  • 年月日: 2013-05-15
• [学会発表] 南九州に産する火山灰を混入したインターロッキングブロックの特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・千賀年浩・安部明彦・河野俊介
  • 学会等名: 第67回セメント技術大会
  • 発表場所: 東京，ホテルメトロポリタン
• [学会発表] 新燃岳の火山灰の農工面における有効利用－研究取組の２年目－ (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・霧村雅昭・関戸知雄
  • 学会等名: 宮崎大学産学・地域連携センター第20回技術・研究発表交流会
  • 発表場所: 宮崎市
• [学会発表] Basic Study on Effective Utilization of Newly Volcanic Ash from Mt. Shinmoedake into Concrete (2013)
  • 著者名/発表者名: Hosokawa, Y. and Onoue, K.
  • 学会等名: 3rd International Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies-SCMT3,
  • 発表場所: Kyoto, Japan
• [学会発表] 新燃岳火山灰のコンクリート用細骨材への適性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴
  • 学会等名: 平成25年度農業農村工学会大会講演会
  • 発表場所: 東京農大
• [学会発表] 新燃岳火山灰のポゾラン活性を古代ローマ遺跡片等と比較検討する (2013)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・関戸知雄・中山泰弘
  • 学会等名: 第68回農業農村工学会中国四国支部講演会
  • 発表場所: 高松市
• [学会発表] 新燃岳火山灰の農地土壌への影響とコンクリート用材料への適用性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・河野俊介・霧村雅昭・尾上幸造
  • 学会等名: 平成24年度農業農村工学会九州支部大会講演会
  • 発表場所: 長崎市
  • 年月日: 2012-11-01
• [学会発表] 新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用-火山灰のpH変化と細骨材としての粒度特性- (2012)
  • 著者名/発表者名: 河野俊介・細川吉晴・尾上幸造・霧村雅昭
  • 学会等名: 平成24年度農業農村工学会九州支部大会講演会
  • 発表場所: 長崎市
  • 年月日: 2012-11-01
• [学会発表] 新燃岳火山灰の農工面における有効利用-宮崎大農工連携における研究取組例として- (2012)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・尾上幸造・霧村雅昭
  • 学会等名: 地域連携センター第19回技術・研究発表交流会
  • 発表場所: 宮崎市・宮崎大学産学
  • 年月日: 2012-07-24
• [学会発表] 新燃岳の火山灰の農工面における有効利用－宮崎大農工連携における研究取組例として－ (2012)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・尾上幸造・霧村雅昭
  • 学会等名: 宮崎大学産学・地域連携センター主催 第19回技術・研究発表交流会口頭発表要旨集
  • 発表場所: 宮崎市
• [学会発表] 新燃岳火山灰の農地土壌への影響とコンクリート用材料への適用性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 細川吉晴・河野俊介・霧村雅昭・尾上幸造
  • 学会等名: 平成24年度農業農村工学会九州支部大会講演要旨集
  • 発表場所: 長崎市
• [学会発表] 新燃岳火山灰の諸特性とその有効利用－火山灰のpH変化と細骨材としての粒度特性－ (2012)
  • 著者名/発表者名: 河野俊介・細川吉晴・尾上幸造・霧村雅昭
  • 学会等名: 平成24年度農業農村工学会九州支部大会講演要旨集
  • 発表場所: 長崎市