研究課題
挑戦的萌芽研究
本提案では、血管内皮細胞が産生する細胞膜断片(ミクロパーティクル)がプロスタグランジン(PG)を中心とした脂質メディエーターを産生することで炎症を制御していると仮説立て、その証明と病態治療への応用を目指して研究を遂行した。この結果、i)血管内皮細胞は、炎症性サイトカインによる刺激に反応して、直径約50-100 nmの細胞膜断片を産生すること、ii)この細胞膜断片はプロスタグランジン産生能を有しており、iii)細胞膜断片を単離細胞やマウスに投与すると炎症が誘起されること を明らかにした。本研究は、血管内皮細胞がもつ、これまでに明らかにされていなかった新しい免疫制御機構の解明に繋がるものである。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (24件) (うち査読あり 21件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (62件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件) 産業財産権 (2件) (うち外国 2件)
J Pharmacol Exp Ther
巻: 348(1) 号: 1 ページ: 125-130
10.1124/jpet.113.209288
The Journal of Immunology
巻: 192(1) 号: 1 ページ: 459-65
10.4049/jimmunol.1302080
Development
巻: 141(7) 号: 7 ページ: 1465-1472
10.1242/dev.104539
巻: 141 ページ: 1465-72
J Immunol
巻: 192 ページ: 459-65
Heart Vessels
巻: in press
Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology
巻: 33 号: 3 ページ: 565-571
10.1161/atvbaha.112.300993
Eur J Pharmacol
巻: 702(1-3) 号: 1-3 ページ: 158-164
10.1016/j.ejphar.2013.01.025
Proc Natl Acad Sci U S A
巻: 110(13) 号: 13 ページ: 5205-5210
10.1073/pnas.1218091110
J Pharmacol Sci
巻: 121(4) ページ: 312-317
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23538675
Arterioscler Thromb Vasc Biol
巻: 33(7) 号: 7 ページ: 1663-1669
10.1161/atvbaha.113.301565
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23748433
Br J Pharmacol
巻: 170(4) 号: 4 ページ: 883-892
10.1111/bph.12334
J Cell Sc
巻: 126(Pt 24) ページ: 5541-5552
10.1242/jcs.115972
循環医学研究年報第5集
ページ: 42-43
巻: 348 ページ: 125-30
J Cell Sci.
巻: 126 ページ: 5541-52
巻: 170 ページ: 883-92
巻: 33 ページ: 1663-9
Journal of Pharmacological Sciences
巻: 121 号: 4 ページ: 312-317
10.1254/jphs.12275FP
10031171141
循環医学研究年報第5集
巻: 5 ページ: 42-43
内藤財団時報
巻: 90 ページ: 56-56
Am J Physiol
巻: 302(5) 号: 5 ページ: G524-G534
10.1152/ajpgi.00264.2011
J Agric Food Chem
巻: 4;60(13) 号: 13 ページ: 3367-3372
10.1021/jf2043407
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/houshasen/