研究課題
挑戦的萌芽研究
カルシウム依存性リン脂質結合タンパク質であるアネキシンA5の生理機能は不明のままだった。申請者は、アネキシンA5ノックアウトマウス(Anxa5KO)を調べ、アネキシンA5が無いと胎盤内に血栓が出来易くなり、胎児死の起こることを明らかにした。これは、ヒトの疾病につながるアネキシンA5の機能を初めて実証した結果である。この知見を発展させ、Anxa5KO胎盤のジャンクショナルゾーンに血小板血栓の出来ることを明らかにした。更に、ヘパリンの投与によって胎児数の減少が改善されることを示し、血小板血栓の形成にフィブリン析出の関与することも明らかにした。本研究の最初の成果をを2012年に論文として報告した。
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Scientific reports
巻: 2 号: 1 ページ: 827-827
10.1038/srep00827