研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、ウェルシュコーギー犬(PWC)の組織球性肉腫の分子病理発生機構を明らかにすることを目的として実施した。まずPWCの組織球性肉腫の罹患率を検討する目的で、本学付属動物医療センターにおけるイヌの組織球肉腫の疫学調査を実施し、海外と異なり日本ではPWCにおける組織球性肉腫の発生率が高いことを示した。また組織球性肉腫に罹患したPWCのDNAを次世代型シークエンサーで解析したが、現在までに原因遺伝子変異の特定に至っていない。一方、in vitro研究に細胞株などの実験ツールは確立することができた。この細胞株は今後の組織球性肉腫研究の有用なツールになると考えている。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
The Journal of Veterinary Medical Science
巻: 76 号: 5 ページ: 661-666
10.1292/jvms.13-0414
130003391271
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/research03/research03.htm