研究課題
挑戦的萌芽研究
経口接種されたボツリヌス毒素複合体は、構成する無毒のタンパク質(HA等)や神経毒素タンパク質(NTX)の巧妙な感染機構により、NTXの一部分を神経細胞内に注入して細胞機能を破壊し筋弛緩性麻痺を引き起こす。そこで、この機構を逆に利用すれば、有用タンパク質を目的細胞内に送達する新たなシステム(DDS)の創製につながるとの着想から、本研究では、まず、1, モデル注入体の試作、2, DDSが効率よく動作しているかの測定法の確立、3,より詳細な毒素感染機構の解明に取り組み、1-3それぞれについてDDS創製の基盤となる成果をあげることが出来た。
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Acta Crystallographica
巻: F70 号: 1 ページ: 64-67
10.1107/s2053230x13032378
Biochem. Biophys. Res. Commun
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