研究課題
挑戦的萌芽研究
筆者は内分泌細胞である傍濾胞細胞が、発生初期に一時的にインスリンを合成していることを発見した。この知見を元に、傍濾胞細胞は膵β細胞に分化できるか検討された。発生初期の傍濾胞細胞を培養し、膵β細胞の分化に関係する遺伝子を導入した。MafAとPdx1遺伝子を同時に導入した場合、19倍インスリン遺伝子の発現が増加することが分かった。免疫染色によりこの細胞がインスリンを産生していることを確かめた。これらのことから本研究により、傍濾胞細胞から膵β細胞を再生させる可能性が開かれた。
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