思春期社会行動の神経回路：下垂体後葉ホルモン仮説の検証

• 研究課題/領域番号: 24659110
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
• 研究機関: 自治医科大学
• 研究代表者: 尾仲 達史 自治医科大学, 医学部, 教授 (90177254)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 下垂体後葉ホルモン / バゾプレシン / オキシトシン

研究概要

オキシトシン－オキシトシン受容体系は社会行動を制御する神経機構とその発達に重要であることが示唆されている。オキシトシン産生ニューロンは視床下部のほか分界条床核にも局在する。また、オキシトシン受容体はバゾプレシンによっても活性化される。そこで、本研究は局所のオキシトシンあるいはバゾプレシン産生細胞を破壊する方法を確立させることを目指した。この方法を用い、嗅球のバゾプレシン産生細胞を破壊することができた。

研究成果

• [雑誌論文] ストレス・摂食・社会行動の相互作用 : オキシトシンの働き (2014)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 雑誌名: 心身医学 巻: (印刷中)
• [雑誌論文] オキシトシンの働きと老化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 雑誌名: 最新医学 巻: 69巻, 5号 ページ: 1021-1031
• [雑誌論文] ストレス・摂食・社会行動の相互作用：オキシトシンの働き (2014)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 雑誌名: 心身医学 巻: in press
• [雑誌論文] Involvement of prolactin-releasing peptide in the activation of oxytocin neurones in response to food intake. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yamashita,M., Takayanagi,Y., Yoshida,M., Nishimori,K., Kusama, M. and Onaka,T.
  • 雑誌名: Journal of Neuroendocrinology 巻: 25 号: 5 ページ: 455-465
  • DOI: 10.1111/jne.12019
  • 査読あり
• [雑誌論文] ストレスと摂食 (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 雑誌名: ストレスアンドヘルスケア 巻: 210巻 ページ: 1-4
• [雑誌論文] 母性行動と下垂体ホルモン (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史,高柳友紀
  • 雑誌名: 精神科治療学 巻: 28巻, 6号 ページ: 777-784
• [雑誌論文] Roles of oxytocin neurones in the control of stress, energy metabolism, and social behaviour (2012)
  • 著者名/発表者名: Onaka T, Takayanagi Y, Yoshida M
  • 雑誌名: J Neuroendocrinol 巻: 24 号: 4 ページ: 587-598
  • DOI: 10.1111/j.1365-2826.2012.02300.x
  • 査読あり
• [雑誌論文] Expression of exocytosis proteins in rat supraoptic nucleus neurones (2012)
  • 著者名/発表者名: Tobin V, Schwab Y, Lelos N, Onaka T, Pittman QJ, Ludwig M
  • 雑誌名: J Neuroendocrinol 巻: 24 号: 4 ページ: 629-641
  • DOI: 10.1111/j.1365-2826.2011.02237.x
  • 査読あり
• [雑誌論文] オキシトシン・バゾプレシンの働きについて (2012)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 雑誌名: ベビーサイエンス 巻: 12巻 ページ: 13-15
• [雑誌論文] オキシトシンとストレス緩和作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史,高柳友紀,吉田匡秀
  • 雑誌名: Clinical Neuroscience 巻: 30巻, 2号 ページ: 212-215
• [雑誌論文] プロラクチン放出ペプチド(PrRP) (2012)
  • 著者名/発表者名: 高柳友紀,尾仲達史
  • 雑誌名: Clinical Neuroscience 巻: 30巻, 2号 ページ: 176-177
• [雑誌論文] The medial amygdala - medullary PrRP-synthesizing neuron pathway mediates neuroendocrine responses to contextual conditioned fear in male rodents
  • 著者名/発表者名: Yoshida M, Takayanagi Y, Onaka T
  • 雑誌名: Endocrinology 巻: (In press)
  • 査読あり
• [学会発表] 社会的記憶の制御におけるセクレチンーオキシトシンシステムの役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高柳友紀,尾仲達史
  • 学会等名: 第91回日本生理学会大会
  • 発表場所: 鹿児島
• [学会発表] 心身ストレスとその機序 (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 学会等名: 生体機能の理解にもとづく災害ストレス支援の推進事業第1回シンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-11-12
• [学会発表] 下垂体後葉ホルモンとストレス・摂食・社会行動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史,高柳友紀,吉田匡秀
  • 学会等名: 創薬薬理フォーラム第21回シンポジウム
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] Stress and energy metabolisms : roles of PrRP and oxytocin (2013)
  • 著者名/発表者名: Onaka T, Takayanagi Y, Yoshida M
  • 学会等名: The 36^<th> Naito Conference on"Molecular Aspects of Energy Balance and Feeding Behavior"
  • 発表場所: Sapporo
• [学会発表] ストレス,摂食そして社会行動 : 最近注目されるオキシトシンの働き (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 学会等名: 第54回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 恐怖記憶の想起による神経内分泌反応には内側扁桃体—延髄PrRP産生ニューロン経路が関与する (2013)
  • 著者名/発表者名: 吉田匡秀,高柳友紀,尾仲達史
  • 学会等名: 第36回日本神経科学大会(Neuro2013)
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] ストレス，摂食そして社会行動：最近注目されるオキシトシンの働き (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 学会等名: 第５４回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 招待講演
• [学会発表] 下垂体後葉ホルモンとストレス・摂食・社会行動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史、高柳友紀、吉田匡秀
  • 学会等名: 創薬薬理フォーラム第21回シンポジウム
  • 発表場所: 日本薬学会長井記念館（東京都渋谷区）
  • 招待講演
• [学会発表] エネルギー代謝とストレスにおけるPrRP-オキシトシン系の働き (2012)
  • 著者名/発表者名: 高柳友紀,山下雅子,草間幹夫,尾仲達史
  • 学会等名: 第39回日本神経内分泌学会学術集会
  • 発表場所: 北九州
• [学会発表] PrRP-オキシトシン系による摂食調節 (2012)
  • 著者名/発表者名: 高柳友紀,山下雅子,草間幹夫,尾仲達史
  • 学会等名: 第89回日本生理学会大会
  • 発表場所: 松本
• [学会発表] 摂食とストレスと社会記憶におけるオキシトシンの働き (2012)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史,高柳友紀,吉田匡秀
  • 学会等名: 第117回日本解剖学会総会・全国学術集会
  • 発表場所: 山梨
• [学会発表] オキシトシンとストレス・摂食・社会行動 (2012)
  • 著者名/発表者名: 尾仲達史
  • 学会等名: 第2回金沢大学子どものこころサミット
  • 発表場所: 金沢
• [学会発表] Roles of oxytocin and vasopressin in the control of social behavior (2012)
  • 著者名/発表者名: Onaka T
  • 学会等名: Satellite symposium of the 7^<th> Asia and Oceania Society for Comparative Endocrinology (AOSCE) Congress
  • 発表場所: Penang, Malaysia