研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究においては、様々なストレスに暴露されることにより、癌細胞の一部が一過性に未分化状態になって多能性を獲得し、その中から各治療法に抵抗するための特有の遺伝子発現を誘導するのではないか、という仮説の実証を行った。抗癌剤Docetaxelを前立腺癌細胞株に作用させ、Docetaxel抵抗性株を分離し、スフェア形成能、soft agar上でのコロニー形成能に必要なシグナルを解析した。前立腺癌抗がん剤耐性株では、XCR4/ERK1/2/c-mycのシグナルループが形成されることが明らかになった。Docetaxel抵抗性の臨床検体でも、CXCR4, p-ERK1/2, c-mycの高発現が確認された。
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Mol Cancer Research
巻: 11 号: 9 ページ: 1088-1100
10.1158/1541-7786.mcr-13-0029-t
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gts/