研究課題
挑戦的萌芽研究
HIV-1 Gag蛋白をHeLa細胞で、インフルエンザHA蛋白をMDCK細胞で発現させた。細胞内での分解を調べたところ、Gag蛋白の半減期は約8-9時間と概算された。HA蛋白の半減期はやや短かった。GagおよびHA蛋白は、N末端にユビキチンを付加するとより効率よくプロテアソーム経路で分解されるようになった。N末端法則に従い、Gag蛋白のN末端をメチオニンからアルギニンにすると、効率良くプロテアソーム経路で分解されようになった。一方、LAMP1を付加すると、Gag蛋白の分解経路がプロテアソーム経路からリソソーム経路に変化した。
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