研究課題/領域番号 |
24659275
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
安永 照雄 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (20260630)
|
研究分担者 |
開發 邦宏 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (70419464)
中村 昇太 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (90432434)
|
連携研究者 |
中屋 隆明 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (80271633)
|
研究期間 (年度) |
2012
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 遺伝子検査学 / 遺伝子診断 |
研究概要 |
メタゲノム解析は臨床検体からの網羅的な病原体検出法として重要な方法論の一つとなっている。我々はこの方法論を用いて、これまでにヒト検体の抽出核酸からインフルエンザやノロウイルス、また病原性細菌の直接同定に成功してきた。本研究では、ペプチド核酸プローブにより標的ウイルスゲノムを捕捉し、その後のメタゲノム解析によりウイルスのタイピングや変異解析を可能とする方法論の開発を行った。A型インフルエンザウイルス間で共通に含まれる保存配列を見出し、その配列を標的としたPNAプローブを合成した。このプローブによる標的ゲノム捕捉効率を、インフルエンザウイルスのマウス感染モデルから得られた検体を用いて評価したところ、マウスゲノム比で未処理の7倍に比べ、27倍まで増加させる効果があることが明らかになった。本研究によりPNAプローブによる病原体標的メタゲノム解析の基礎プロトコルを確立した。
|