研究課題
挑戦的萌芽研究
炎症性腸疾患(IBD)は1万人に40人ほど発症する原因不明の難治性疾患で、我が国でも近年患者数が増加している炎症疾患である。本研究では、自然免疫系のリンパ球であるナチュラルヘルパー(Natural Helper: NH)細胞に着目し解析を行った。NH細胞は脂肪組織や肺に存在することが知られていたが、小腸、大腸のいずれにも存在することが明らかになった。潰瘍性大腸炎では腸管上皮においてIL-33が発現することからNH細胞はIL-33に反応し、2型サイトカインを産生し好酸球の誘導や杯細胞の過形成を起こすことで病態悪化に関わることが示唆された。
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