研究課題
挑戦的萌芽研究
アクネ菌分泌発現系ライブラリを作製し、本菌感作マウス細胞を用いて細胞性免疫反応を指標としたスクリーニングを施行した。計1132クローンに対しリンパ球刺激試験を行った結果1陽性クローンを得た。この組み換え蛋白はサルコイドーシス患者細胞には反応せず、疾病素因を有する患者細胞でのスクリーニングの必要性が生じた。患者細胞で同様の系を行ったが細胞数の観点から難航し、患者血漿を用いたスクリーニングで抗原候補を選別した後に細胞性免疫を確認することとした。その結果得られた5つの候補蛋白はアクネ菌感作マウスにおいて細胞性免疫反応を誘導することが確認された。現在患者における反応性を検証している。
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