研究課題
挑戦的萌芽研究
MDSにおける遊離鉄とそれを介した酸化ストレスの病態生理に与える影響は不明である。本研究では、鉄キレート剤デフェラシロクス投与前後の、末梢血単核球 (PBMC) 中の8-OHdG量を解析した。MDS 患者のPBMC の8-OHdG量は、健常人に比べて有意に高かった。さらに、血清フェリチン量、8-OHdG量および染色体異常との間に、正の相関が認められた。MDS 患者のPBMC 中の8-OHdG量は、鉄キレート剤投与により有意に減少した。したがって、MDS の病態生理に過剰鉄は関与し、鉄キレート療法が、MDSの病態進行を抑制できる可能性が示された。
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