研究課題
挑戦的萌芽研究
5q-症候群は染色体5q33領域の欠失を特徴とする骨髄異形成症候群(MDS)の亜型であるが、その責任遺伝子の詳細は不明である。本研究は5q33領域に存在するATOX1という銅シャペロン遺伝子に注目し、HSCの恒常性維持や5q-症候群発症における役割を明らかにする目的で行った。ATOX1ノックアウトマウスの造血幹細胞 (HSC)・各種造血前駆細胞分画を解析すると、骨髄中の各細胞の頻度は野生型マウスと変わらず、またHSCの長期骨髄再建能・自己複製能にも異常がないことが判明した。以上から、ATOX1はHSC機能や血球分化に必須ではなく、5q-症候群への関与も限定的であることが示唆された。
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