研究課題/領域番号 |
24659489
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
辻 浩一郎 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (50179991)
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研究分担者 |
海老原 康博 東京大学, 医科学研究所, 助教 (40302608)
望月 慎史 東京大学, 医科学研究所, 特任助教 (90349473)
大津 真 東京大学, 医科学研究所, 特任准教授 (30361330)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 小児血液学 / iPS細胞 / 先天性骨髄不全症候群 / 白血病 |
研究概要 |
先天性骨髄不全症候群のひとつである重症先天性好中球減少症(SCN)患者体細胞からiPS細胞(SCN-iPS細胞)を樹立した。SCN-iPS細胞由来骨髄球系細胞は前骨髄球段階で成熟障害をきたし、SCNの病態をよく再現した。SCN-iPS細胞由来骨髄球系細胞ではWnt3aは-catenin経路関連遺伝子発現が低下しており、Wnt3aはSCN-iPS細胞由来骨髄球系細胞の成熟障害を改善した。以上の結果は、SCNにおける骨髄球系細胞の成熟障害にはWnt3aは-catenin経路の障害が関与しており、本経路を活性化することはSCN治療となる可能性が示した。SCN-iPS細胞は、SCNにおける白血病発症機構の解明、発症予防法の開発に有用であると考えられた。
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