研究課題
挑戦的萌芽研究
転写因子Fra-1が食道癌において浸潤転移に関与することを報告してきた。今回Fra-1の食道癌臨床検体における発現意義をあきらかにするため、細胞株を用いメカニズムの詳細の検討を行った。Fra-1高発現株であるTE10、TE11を使用し、knockdownを行った結果、増殖、移動、浸潤能が有意に低下した。Fra-1制御遺伝子をmicroarrayを用いて網羅的に検索、BIOBASE Upstream Analysisにてpathway解析を行った結果、Fra-1の制御遺伝子としてHMGA1が抽出され、その下流にHMMRを同定した。臨床検体を用いた解析の結果、その発現は有意な予後規定因子であった。
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Cancer
巻: 118 号: 13 ページ: 3387-96
10.1002/cncr.26652