研究概要 |
昨年度研究機関が移動となったため、当初予定の実験を組むことができなくなってしまった。そこでCaveolin-1とPAI-1の肝における役割を包括摘に解明するため、再生肝、脂肪肝炎、大腸癌肝転移、肝細胞癌について臨床病理学的検討を行い、肝における再生、癌化、炎症、癌浸潤転移のメカニズムを解明することとした。まずこれまでの肝転移切除70症例や肝切除例の切除前後の標本を採取した。caveolin-1,PAI-1,MT1-MMP,Ki67,CD44をパイロット症例を選択し免疫染色した。大腸癌5型において肝転移巣と原発巣のPAI-1の発現が増強している興味ある知見が得られた。
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