研究課題
挑戦的萌芽研究
実験計画では、転写活性が存在しないことを想定していたが、50 bpのPol I promoterでも転写活性があることがわかった。蔗糖密度勾配法でウイルスの密度を測定した所、所定の密度であった。感染性をHuH7.5.1細胞を用いて、測定してみると、ほとんどの細胞で抗Core抗体で陽性を示した結果が得られた。阻害剤を用いて、HCV genome RNAが複製をするかどうかを検討した結果、RNA copy数が3分の1に減少した。このことは、複製がおこっていることを示している。つまり、マウス複製因子でHCV ゲノムRNAの複製は可能であり、ヒト複製因子が必須ではないことが判明した。
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