研究課題
挑戦的萌芽研究
我々は、Celecoxibが、マウスglioma細胞株GL261に対するγ線の効果を増感することを示し、そのメカニズムがCelecoxibによるERストレスの負荷であることを明らかにした。次に、蛍光蛋白質を発現する細胞株GL261-mKOを同系アルビノC57BL/6マウスの大腿皮下へ移植したモデルにおいて、大腿皮下腫瘍へのX線照射とともにCelecoxib 5mg/kgを併用することで再発が有意に抑制されることを示した。さらに、大腿の腫瘍が制御されたマウスでは、その後に脳内へ腫瘍を移植しても拒絶され、脾細胞のELISPOT assay の結果から抗腫瘍免疫効果が得られていることが示唆された。
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