研究課題/領域番号 |
24659797
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊藤 隆史 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特任講師 (20381171)
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研究分担者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
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連携研究者 |
川原 幸一 大阪工業大学, 工学部生命工学科, 特任教授 (10381170)
中原 真由美 鹿児島大学医学部, 歯学部附属病院, 助教 (90707514)
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研究協力者 |
山田 晋吾 株式会社, シノテスト
永里 朋香 藤森工業株式会社
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 集中治療医学 / 敗血症 / DIC / 炎症 / 血栓 / DAMPs |
研究概要 |
(1) 血中ヒストンH3濃度を測定する方法の開発に取り組み、10-1000 ng/mL のレンジで検出可能なELISA系を確立した。(2) このELISA系を用いて血中のヒストンH3濃度を測定したところ、健康な人では測定した全例が0 ng/mL だったのに対し、敗血症・DIC患者では0-1464 (中央値: 19.2) ng/mL と有意に高値を示した。また、生存例と比べ、死亡例では高値を示す傾向にあった。(3)マウスの尾静脈からヒストンを静注して病態解析を行ったところ、血栓塞栓症のほか、致死的不整脈を引き起こし、心停止に至ることが判明した。これらのことから、敗血症の際には、核内タンパク質ヒストンが細胞外に放出されて血中濃度が高まり、これによって血栓症や心筋傷害が誘発される可能性が考えられた。
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