研究課題
挑戦的萌芽研究
永久歯先天欠如は、顎顔面領域に見られる最も頻度の高い疾患の一つである。その原因に複数の転写因子の変異によって優性遺伝形式を呈する家族性に引き起こされることが知られている。一方、近年"Exome sequencing(全エクソンシーケンス)"により、家族性稀少疾患の原因遺伝子同定の成功例が報告されている。"Exome"とはヒトゲノムにおけるすべてのエクソン領域を示し、その配列に含まれる変異が疾患原因の約85%を説明すると推定されている。本申請課題において、次世代シーケンサーによる全エクソンシーケンスにより下顎前歯先天性欠如の原因と考えられる興味深い候補3遺伝子変異を同定した。
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