口腔病変を持つ患者の口腔ケアにおけるＦＭＥＡを用いた新規リスクアセスメントの開発

• 研究課題/領域番号: 24659992
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 臨床看護学
• 研究機関: 九州歯科大学
• 研究代表者: 引地 尚子 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (50292876)
• 研究分担者: 高橋 由希子 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10582778) ; 金久 弥生 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80582783)
• 連携研究者: 金久 弥生 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80582783)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: リハビリテーション看護学 / 口腔ケア / リスクマネジメント

研究成果の概要

口腔病変を持つ患者の口腔ケアの特殊性は、「口腔領域に病変があるため、口腔ケアにはリスクを伴い、十分な注意が必要なこと」にある。しかし、口腔疾患患者の口腔ケアに関しては、「リスクが高い」という認識は一般的でなく、インシデント・アクシデント報告の蓄積は少ない。
そこで、本研究では、本来「製造業の品質管理」に用いられていたFailure Mode Analysis (FMEA)の手法を用いて、口腔疾患を持つ患者の口腔ケアに対する事前のリスクアセスメントを行った。

研究成果

• [雑誌論文] TDAG8 activation inhibits osteoclastic bone resorption (2014)
  • 著者名/発表者名: Hikiji, H., Endo, D., Horie, K., Harayama, T., Akahoshi, N., Igarashi, H., Kihara, Y., Yanagida, K., Takeda, J., Koji, T., Shimizu, T., and Ishii, S
  • 雑誌名: FASEB J 巻: 28 号: 2 ページ: 871-879
  • DOI: 10.1096/fj.13-233106
  • 査読あり
• [雑誌論文] An in vivo murine model for screening cranial bone regenerative materials: testing of a novel synthetic collagen gel. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hisako Hikiji, Ken Tomizuka, Tetsushi Taguchi, Hiroyuki Koyama, Daichi Chikazu, Yoshiyuki Mori, Tsuyoshi Takato.
  • 雑誌名: J. Mater. Sci.: Mater Med. 巻: 25 号: 6 ページ: 1531-1538
  • DOI: 10.1007/s10856-014-5185-5
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] An in vivo murine model for screening cranial bone regenerative materials: testing of a novel synthetic collagen gel. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hisako Hikiji, Ken Tomizuka, Tetsushi Taguchi, Hiroyuki Koyama, Daichi Chikazu, Yoshiyuki Mori, Tsuyoshi Takato.
  • 雑誌名: J. Mater. Sci.: Mate.r Med. 巻: 未定
  • 査読あり
• [雑誌論文] p130Cas plays important roles in osteoclastic bone resorption (2013)
  • 著者名/発表者名: Nagai Y, Osawa k, Fukushima H, Tamura Y, Aoki K, Ohya K, Yasuda H, Hikiji H, Kato S, Honda H, Nakamura I, Maki K, Jimi E
  • 雑誌名: J. Bone Miner. Res 巻: 28 号: 12 ページ: 2449-2462
  • DOI: 10.1002/jbmr.1936
  • 査読あり
• [雑誌論文] 九州歯科大学附属病院口腔粘膜科における新来患者の臨床統計学的検討. (2013)
  • 著者名/発表者名: 國領真也， 靏岡祥子，永尾史徳，冨永和宏，引地尚子.
  • 雑誌名: 九州歯科学会雑誌 巻: 67 ページ: 33-39
  • NAID: 10031186392
  • 査読あり
• [雑誌論文] 歯学部臨床実習生における口腔内科教育プログラムの作成と実践およびその評価． (2013)
  • 著者名/発表者名: 國領真也，永尾史徳，靏岡祥子，冨永和宏，引地尚子.
  • 雑誌名: 九州歯科学会雑誌 巻: 67 ページ: 57-62
  • NAID: 10031186395
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口腔粘膜疾患を診断するためのmucoscopyの試み. (2012)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子, 永尾史徳, 靏岡祥子，國領真也，寺下正道，高橋哲，冨永和宏，住田隼一，福田仁一．
  • 雑誌名: 九州歯科学会雑誌 巻: 65 ページ: 192-197
  • NAID: 10030022216
  • 査読あり
• [雑誌論文] 介護老人保健施設および老人福祉施設における九州歯科大学口腔保健学科修士課程の設置に関するアンケート調査． (2012)
  • 著者名/発表者名: 秋房住郎，引地尚子，鱒見進一，柿木保明，西原達次．
  • 雑誌名: 九州歯科学会雑誌 巻: 66 ページ: 79-86
  • 査読あり
• [学会発表] 歯科衛生判断アルゴリズム作成と事前リスクアセスメントによる口腔保健管理システムの開発 (2015)
  • 著者名/発表者名: 川野亜希、中原孝洋、吉岡泉、引地 尚子
  • 学会等名: 第12回日本口腔ケア学会総会・学術大会
  • 発表場所: 下関
  • 年月日: 2015-06-27 – 2015-06-28
• [学会発表] 九州歯科大学の海外短期派遣を通じて得た知見 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山口紫乃、有川英里、高橋由希子、秋房住朗、引地尚子、千綿かおる、柿木保明、日高勝美.
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] 歯科衛生判断アルゴリズム作成と事前リスクアセスメントによる口腔保健管理システムの開発一口腔扁平苔癬を対象疾患としてー (2015)
  • 著者名/発表者名: 川野亜希、中原孝洋、吉岡泉、引地 尚子
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] 九州歯科大学附属病院口腔保健科の周術期口腔機能管理患者の (2015)
  • 著者名/発表者名: 三阪美恵､久保田浩三、高橋由希子、引地尚子、千綿かおる
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] 地域における幼児保護者および高齢者への歯科保健指導・相談の満足度～昨年度との比較より～ (2015)
  • 著者名/発表者名: 三阪美恵、千綿かおる、秋房住郎、引地尚子、久保田浩三、牧憲司、園木一男、金久弥生、高橋由希子、日高勝美
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] 九州歯科大学口腔保健学科学生における学年毎の目標の変化 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村由紀、前田直美、中村桃子、星野桂子、松下智美、溯上祐子、福屋祐子、杉山裕香、中雅美、鬼塚千絵、西野宇信、永松浩、木尾哲朗、秋房住郎、引地尚子、柿木保明、寺下正道
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] 口腔内写真を用いた口腔粘膜疾患診断支援システムの構築 (2015)
  • 著者名/発表者名: 斎藤謙太郎、土生学、大谷泰志、國領 真也、引地尚子、吉岡泉、冨永和宏
  • 学会等名: 第75回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] Kyushu Dental University Global Scholarly Exchange (KDU-GSE) 2014 Program (Trial) Report. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yukiko Takahashi, Mariko Sakai, Shino Yamaguchi, Mako Naniwa, Yasuna Myose, SumioAkifusa, Hisako Hikiji, Kaoru Chiwata, Yasuaki Kakinoki and Katsumi Hidaka.
  • 学会等名: Asia-Pacific Conference in Fukuoka 2015 International Symposium on Oral Education and Research in Kitakyushu.
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-01-24
• [学会発表] The role of lysophosphatidylcholine acyltransferase 3 in the induction of M1/M2 macrophage polarization. (2015)
  • 著者名/発表者名: Kosuke Taniguchi, Hisako Hikiji, Toshinori Okinaga, Wataru Ariyoshi1, Kazuhiro Tominaga and Tatsuji Nishihara.
  • 学会等名: Asia-Pacific Conference in Fukuoka 2015 International Symposium on Oral Education and Research in Kitakyushu.
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2015-01-24
• [学会発表] 脂質代謝異常におけるマクロファージのアシル転移酵素詳の役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 谷口広祐，引地尚子，冨永和宏
  • 学会等名: 第59回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-10-17 – 2014-10-19
• [学会発表] 脂質代謝異常におけるマクロファージのリゾリン脂質アシル転移酵素群の役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 谷口広祐，引地尚子，沖永敏則，西原達次.
  • 学会等名: 第56回歯科基礎医学会学術大会・総会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2014-09-25 – 2014-09-27
• [学会発表] 九州歯科大学における初年次教育プログラム「基礎教育セミナー」の学修効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 福泉隆喜, 平川要, 吉野賢一, 中原孝洋, 粟野秀慈, 遠藤眞美, 鬼塚千絵, 村岡宏祐, 中道郁夫, 向坊太郎,瀬田祐司, 西田郁子, 永松有紀, 鯨 吉夫, 永松浩, 秋房住郎, 井上博雅, 久保田浩三, 園木一男, 千綿かおる,辻澤利行, 引地尚子, 日髙勝美, 金久弥生, 高橋由希子, 北村知昭, 細川隆司.
  • 学会等名: 第33回日本歯科医学教育学会総会および学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2014-07-04 – 2014-07-05
• [学会発表] 口腔保健学科学生の進学動機と職業的アイデンティティの関連 (2014)
  • 著者名/発表者名: 千綿かおる, 日髙勝美, 井上博雅, 久保田浩三, 高橋由希子, 金久弥生, 三阪美惠, 吉野賢一, 園木一男,辻澤利行, 引地尚子, 秋房住郎.
  • 学会等名: 第33回日本歯科医学教育学会総会および学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2014-07-04 – 2014-07-05
• [学会発表] 九州歯科大学における初年次教育プログラム「基礎教育セミナー」の学修効果． (2014)
  • 著者名/発表者名: 福泉隆喜、平川要、吉野賢一、中原孝洋、粟野秀慈、遠藤眞美、鬼塚千絵、村岡宏祐、中道郁夫、向坊太郎、瀬田祐司、西田郁子、永松有紀、鯨吉夫、永松浩、矢田直美、秋房住郎、井上博雅、金久弥生、久保田浩三、園木一男、高橋由希子、千綿かおる、辻澤利行、 引地尚子、日髙勝美、北村知昭、細川隆司．
  • 学会等名: 第74回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2014-05-31 – 2014-06-01
• [学会発表] 地域における幼児保護者および高齢者への歯科保健指導・相談の満足度． (2014)
  • 著者名/発表者名: 千綿かおる、秋房住郎、引地尚子、久保田浩三、園木一男、金久弥生、高橋由希子、三阪美惠、安細敏弘、日高勝美．
  • 学会等名: 第74回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2014-05-31 – 2014-06-01
• [学会発表] 腫瘍関連マクロファージにおけるアシル基転移酵素群の役割． (2014)
  • 著者名/発表者名: 谷口広祐、引地尚子、沖永敏則、有吉渉、冨永和宏、西原達次.
  • 学会等名: 第74回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
  • 年月日: 2014-05-31 – 2014-06-01
• [学会発表] 口腔内写真を用いた口腔粘膜疾患診断支援システムの構築． (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤謙太郎，土生学，園領真也，永尾史徳，鶴岡祥子，引地尚子，冨永和宏．
  • 学会等名: 第73回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
• [学会発表] 歯学部臨床実習生における口腔内科教育ブログラムの作成と実践およびその評価． (2013)
  • 著者名/発表者名: 國領真也，永尾史徳，鶴岡祥子，高橋理，西川健，冨永和宏，引地尚子．
  • 学会等名: 第67回NPO法人日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 栃木
• [学会発表] 口腔内写真を用いた口腔粘膜疾患診断支援システムの構築． (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤謙太郎，土生学，大谷泰志，園領真也，永尾史徳，高橋理，鶴岡祥子，引地尚子，冨永和宏．
  • 学会等名: 第67回NPO法人日本口腔科学会学術集会
  • 発表場所: 栃木
• [学会発表] 口腔内写真を用いた口腔粘膜疾患診断支援システムの構築． (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤謙太郎，土生学，大谷泰志，國領真也，永尾史徳，引地尚子，吉岡泉，冨永和宏．
  • 学会等名: 第23回日本口腔内科学会・第26回日本口腔診断学会 合同学術大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] Tumor associated macrophage におけるアシル基転移酵素群の役割． (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口広祐，引地尚子，冲永敏則，西原達次．
  • 学会等名: 第55回歯科基礎医学会学術大会・総会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] マウスモデルを用いた頭蓋領域骨欠損の修復材料に対するスクリーニング法の開発． (2013)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子，富塚健，田口哲志，小山博之，近津大地，髙戸毅．
  • 学会等名: 第12回日本再生医療学会総会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 口腔粘膜疾患に有効な口腔内拡大観察法（mucoscopy）開発の試み. (2012)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子，永尾史徳，靍岡祥子，國領真也，寺下正道、高橋 哲，冨永和宏，福田仁一．
  • 学会等名: 第57回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 口腔粘膜疾患診療チャートを用いた経験年数の少ない歯科医師教育の試みとその評価. (2012)
  • 著者名/発表者名: 靏岡祥子，引地尚子，国領真也，永尾史徳，西川 健，高橋 哲，冨永和宏，福田仁一．
  • 学会等名: 第57回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 九州歯科大学附属病院顎関節症科における新来患者の臨床統計学的検討． (2012)
  • 著者名/発表者名: 永尾史徳，國領真也，靍岡祥子，槙原絵理，土生 学，椎葉俊司，冨永和宏，高橋 哲，鱒見進一，森本泰宏，引地尚子．
  • 学会等名: 第25回日本顎関節学会総会・学術大会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] 歯科衛生士4年制教育における「歯科診療補助」講義・実習科目の習熟に関する研究． (2012)
  • 著者名/発表者名: 千綿かおる，金久弥生，高橋由希子，園木一男，引地尚子，久保田浩三，井上博雅，吉野賢一，日高勝美，秋房住郎，辻澤利行，柿本保明．
  • 学会等名: 第72回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州
• [図書] 口腔の損傷「口腔外科学・歯科麻酔学」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子
  • 総ページ数: 14
  • 出版者: クインテッセンス出版
• [図書] 口唇口蓋裂1.出生前診断 2.哺乳・術前外鼻矯正 「口腔科学」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子
  • 総ページ数: 4
  • 出版者: 朝倉書店
• [図書] 「口内炎（舌炎、アフタなど）」今日の臨床サポート (2013)
  • 著者名/発表者名: 引地尚子
  • 出版者: エルゼビア出版