注視点駆動型の映像とのインタラクションによる没入感の向上

• 研究課題/領域番号: 24680009
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: メディア情報学・データベース
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 長 篤志 山口大学, 理工学研究科, 准教授 (90294652)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
• キーワード: リアリティ / 透視投影法 / 消失点 / コンピュータグラフィックス / 画像処理 / グラフィクス / 投影法 / 視覚心理 / 画像情報処理

研究成果の概要

本研究では，小型モニタにおいて画像のリアリティを向上させることを目的として．コンピュータとアイマークレコーダを用いたシステムを開発した．このシステムは観察者の注視点位置にあわせた画像を提示することができた．一方で，見えの消失点位置に関する実験を行い，見えの消失点位置を表すモデルを提案した．また，開発したシステムで提示する画像の生成ルールに関する研究を行った．その結果，見えの大きさ感と見えの消失点位置を再現することが，画像のリアリティの向上につながることがわかった．

研究成果

• [雑誌論文] 服地と服地画像の刺激間差異が質感認知に及ぼす影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 松田憲，森本敬子，長 篤志，木下武志
  • 雑誌名: 日本感性工学会論文誌 巻: 13 ページ: 1-8
  • NAID: 130003396817
  • 査読あり
• [雑誌論文] 選好に及ぼす提示回数と背景の影響－自動車と背景画像を用いた検討－ (2014)
  • 著者名/発表者名: 松田憲，楠見孝，細見直宏，長 篤志，三池秀敏
  • 雑誌名: 心理学研究 巻: 85 ページ: 240-247
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平面図形の配置角度の差による見えの大きさへの影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 木下武志, 福田弓恵, 三宅宏明, 長篤志, 松田憲
  • 雑誌名: 日本感性工学会論文誌 巻: 12 号: 1 ページ: 213-218
  • DOI: 10.5057/jjske.12.213
  • NAID: 130003378006
  • ISSN: 1884-0833, 1884-5258
  • 査読あり
• [雑誌論文] 講演者キャラクタに眼球動作モデルを付与した音声駆動型複数身体引き込みシステム (2013)
  • 著者名/発表者名: 瀬島吉裕, 渡辺富夫, 神代充, 長篤志
  • 雑誌名: 日本機械学会論文集Ｃ編 巻: 79 号: 799 ページ: 827-836
  • DOI: 10.1299/kikaic.79.827
  • NAID: 130003374972
  • ISSN: 0387-5024, 1884-8354
  • 査読あり
• [学会発表] マッハバンド錯視に対する動的視覚ノイズの影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 川添裕治，長 篤志，甲斐昌一，三池秀敏
  • 学会等名: 電子情報通信学会
  • 発表場所: 札幌市，札幌市立大学 サテライトキャンパス
  • 年月日: 2015-03-02 – 2015-03-03
• [学会発表] 明度勾配に対する明るさ知覚の確率的遷移 (2015)
  • 著者名/発表者名: 磯部純司，長 篤志，大高洸輝，甲斐昌一，三池秀敏
  • 学会等名: 電子情報通信学会
  • 発表場所: 札幌市，札幌市立大学 サテライトキャンパス
  • 年月日: 2015-03-02 – 2015-03-03
• [学会発表] Apparent Vanishing Points in Outdoor Scenes: The Importance of a Sense of Realism in Photographic Images (2015)
  • 著者名/発表者名: Yuichiro Terushita, Atsushi Osa,
  • 学会等名: 2015 Joint Conference of IWAIT and IFMIA
  • 発表場所: Tainan, Taiwan
  • 年月日: 2015-01-11 – 2015-01-13
• [学会発表] Development of perspective controlled display using an eye gaze point detector (2014)
  • 著者名/発表者名: Yuji Aoki, Yuichiro Terushita, Atsushi Osa
  • 学会等名: International Workshop on Advanced Image Technology 2014
  • 発表場所: Bangkok (Thailand)
• [学会発表] 実空間における大きさに関する視覚印象を表現する画像処理手法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 照下祐一郎， 長 篤志
  • 学会等名: 平成25年度 (第64回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山市)
• [学会発表] Influence of focal colors in color memory (2013)
  • 著者名/発表者名: Hiroaki MIYAKE, Atsushi OSA, Takeshi KINOSHITA
  • 学会等名: Proceedings of 1st International Symposium on Affective Engineering 2013
  • 発表場所: 北九州国際会議場(北九州市)
• [学会発表] Displacement of perceived vanishing point in a corridor scene (2012)
  • 著者名/発表者名: Misato Hayashi, Yousuke Honda, Atsushi Osa, Ken Matsuda, Hidetoshi Miike
  • 学会等名: International conference on Kansei Engineering and Emotion Research 2012
  • 発表場所: Magong (Taiwan)
• [産業財産権] 画像強調処理システムおよび電子内視鏡システム (2014)
  • 発明者名: 三池秀敏，長 篤志，大高洸輝，池本洋祐
  • 権利者名: 国立大学法人山口大学、HOYA株式会社
  • 産業財産権種類: 特許
  • 出願年月日: 2014-05-26
• [産業財産権] 画像強調処理システムおよび電子内視鏡システム (2014)
  • 発明者名: 三池秀敏，長 篤志，大高洸輝，池本洋祐
  • 権利者名: 国立大学法人山口大学、HOYA株式会社
  • 産業財産権種類: 特許
  • 出願年月日: 2014-05-26