研究課題
若手研究(A)
本研究は吃音に関する行動・脳機能データを多角的に取得し,メカニズムの一部を明らかにすることで,将来的には吃音の流暢性促進につながる成果を目指した.メトロノームを用いた発話練習を8週間行ったところ,リズム生成に関わる脳深部(大脳基底核)の発話時の活動が変化した.対面会話における吃音の出現が辺縁系(扁桃体)の活動に関連していた.遅延聴覚フィードバック条件への発話の応答性と,遅延聴覚フィードバック音への聴覚誘発電位が関連していた.マインドフルネスの練習により,聴覚フィードバック知覚が変化することが示唆された.ある地区で調べた3歳児における吃音児の割合が1.4%,その後の自然回復率が83%であった.
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Advanced Biomedical Engineering
巻: 6 号: 0 ページ: 15-20
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130005402002
NeuroImage
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