研究課題
若手研究(A)
近年、非観血に加え、連続的な血糖値測定に対する要望が高まりつつあり、測定精度の向上とともに装置の小型化も求められている。光音響分光法(PAS)の感度は、従来の分光法と異なり、検出器の容積に反比例することから、微小電気機械システム(MEMS)技術を応用して、容器内部の容積を可能な限り、縮小した検出器を試作した。これに取り付けて、血漿試料のような液体を測定するための溶液器を試作し、濃度の異なるグルコース水溶液に対するPA信号を測定した。各濃度に対するPA信号は、数時間経過後、定常状態を示す。また、定常状態の区間においては、グルコース水溶液の濃度に依存するPA信号を確認した。
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Applied Physics Letter
巻: 105 号: 10
10.1063/1.4893725