微生物由来界面活性物質の分子デザイン

• 研究課題/領域番号: 24681013
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 環境技術・環境材料
• 研究機関: 北見工業大学
• 研究代表者: 小西 正朗 北見工業大学, 工学部, 准教授 (90533860)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 26,520千円 (直接経費: 20,400千円、間接経費: 6,120千円); 2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2013年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円); 2012年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
• キーワード: 糖脂質 / 酵母 / 真菌 / ゲノム解析 / 培養 / バイオプロダクション / 微生物 / 遺伝子組換え / 形質転換 / バイオサーファクタント / 代謝工学 / ドラフトゲノム解析 / Pseudozyma / Rhodococcus / 放線菌

研究成果の概要

糖脂質合成経路に関与する遺伝子を特定するため、糖脂質生産菌Pseudozyma hubeiensis SY62株のドラフトゲノム解析を実施した。約6千万リードのシークエンスをアッセンブルし、74個のscaffoldを得た。全長約18Mbのシークエンスが得られた。U. maydis 521株との比較解析により、MEL合成代謝関連遺伝子を特定することができた。次にUstilago-大腸菌シャトルベクターpUXV1に緑色蛍光タンパク質(GFP)を導入したベクターを用いて、形質転換法を開発した。新規糖脂質生産菌の分離にも成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Efficient and simple electro-transformation of intact cells for the basidiomycetous fungus Pseudozyma hubeiensis (2015)
  • 著者名/発表者名: Konishi M., Yoshida Y., Ikarashi M., Horiuchi J.
  • 雑誌名: Biotechnology letters 巻: 未定 号: 8 ページ: 1679-1685
  • DOI: 10.1007/s10529-015-1837-x
  • NAID: 120005983886
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Efficient production of sophorolipids by Starmerella bombicola using a corncob hydrolysate medium. (2015)
  • 著者名/発表者名: Konishi M., Yoshida Y., Horiuchi J.
  • 雑誌名: Journal of Bioscience and Bioengineering 巻: 119 号: 3 ページ: 317-322
  • DOI: 10.1016/j.jbiosc.2014.08.007
  • NAID: 110009923574
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 深海由来酵母が生産する糖脂質の分子デザイン (2014)
  • 著者名/発表者名: 小西 正朗
  • 雑誌名: 環境バイオテクノロジー学会誌 巻: 14 ページ: 9-14
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Non-conventional yeastの特異的二次代謝反応のデザイナブル化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小西 正朗
  • 雑誌名: 化学工学会バイオ部会News letter 巻: 35 ページ: 7-9
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Draft genome sequence of bacidiomycetes yeast-like fungus, Pseudozyma hubeiensis SY62, which produces an abundant amount of biosurfactant, mannosylerythritol lipids. (2014)
  • 著者名/発表者名: Konishi M., Hatada Y., Horiuchi J.
  • 雑誌名: Genome Annouc. 巻: 1 号: 4
  • DOI: 10.1128/genomea.00409-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] Deep-sea Rhodococcus sp. BS-15 lacking the phytopathogenic fas genes, produces a novel glucotriose lipid biosurfactant. (2014)
  • 著者名/発表者名: Konishi M., Nishi S., Fukuoka T., Kitamoto D., Watsuji T., Nagano Y., Yabuki A., Nakagawa S., Hatada Y. Horiuchi J.
  • 雑誌名: Mar Biotech 巻: 未定 号: 4 ページ: 484-493
  • DOI: 10.1007/s10126-014-9568-x
  • 査読あり
• [学会発表] 界面活性物質生産菌の代謝デザインを目指した遺伝子導入法の効率化 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉田優太、小西正朗、堀内淳一
  • 学会等名: 第24回化学工学・粉体工学研究発表会
  • 発表場所: 北見工業大学
  • 年月日: 2015-01-30 – 2015-01-31
• [学会発表] Draft genome sequencing and metabolic engineering for a biosurfactant producing yeast (2014)
  • 著者名/発表者名: Konishi M., Yoshida Y., Ikarashi M., Horiuchi J.
  • 学会等名: The 20th Symposium of Young Asian Biochemical Engineers’ Community
  • 発表場所: Chiyi
  • 年月日: 2014-11-06 – 2014-11-09
• [学会発表] バイオマス糖化工程における発酵阻害制御による効率的バイオサーファクタント生産 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小西正朗、吉田由佳、堀内淳一
  • 学会等名: 化学工学会第46回秋季大会
  • 発表場所: 九州大学伊都キャンパス
  • 年月日: 2014-09-16 – 2014-09-18
• [学会発表] 代謝改変への活用を目指した非常用酵母のドラフトゲノム解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小西正朗、堀内淳一
  • 学会等名: 第66回日本生物工学会大会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター
  • 年月日: 2014-09-09 – 2014-09-11
  • 招待講演
• [学会発表] 深海から分離したRhodoeoccus sp. BS15株によるバイオサーファクタントの生産 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小西正朗,西真郎, 長野由梨子, 矢吹彬 憲, 和汁智郎, 中川聡, 秦山勇二, 堀内智
  • 学会等名: 第13回極限環境生物学会
  • 発表場所: 日本大学文理学部
  • 年月日: 2012-12-01
• [学会発表] 深海からの新規バイオサーファクタント生産菌の分離 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小西正朗,長野由梨子, 矢吹彬憲, 和汁智郎, 中川聡, 秦山勇二
  • 学会等名: 日本生物工学会大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2012-10-21
• [学会発表] Pseudozyma hubeiensisによる新規バイオサーファクタントの分子設計
  • 著者名/発表者名: 五十嵐瑞樹、小西正朗、長濱統彦、秦田勇二、堀内淳一
  • 学会等名: 化学工学会第45回秋季大会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] 深海由来酵母が生産する糖脂質の分子デザイン
  • 著者名/発表者名: 小西正朗
  • 学会等名: 第65回日本生物工学会大会
  • 発表場所: 広島
  • 招待講演
• [学会発表] バイオサーファクタント生産菌Pseudozyma hubeiensis SY65株のドラフトゲノム解析
  • 著者名/発表者名: 五十嵐瑞樹、小西正朗、長濱統彦、秦田勇二、堀内淳一
  • 学会等名: 第65回日本生物工学会大会
  • 発表場所: 広島
• [学会発表] 深海調査と深海微生物資源利活用への試み
  • 著者名/発表者名: 小西正朗
  • 学会等名: 平成25年度日本生物工学会北日本支部函館シンポジウム「海洋と水産のバイオテクノロジー」
  • 発表場所: 函館
  • 招待講演
• [図書] 極限環境生物の産業展開 (2012)
  • 著者名/発表者名: 秦山勇二, 大田ゆかり, 小西正朗(部分執筆)
  • 総ページ数: 305
  • 出版者: シー・エム・シー出版
• [備考] 北見工業大学バイオ環境化学科バイオプロセス工学研究室
  • URL: http://www.chem.kitami-it.ac.jp/laboratory/konishi/bioprocess/Main.html