ロンドンの文化政策・文化産業における建築家の有名性の生産・流通・消費に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24683016
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 南後 由和 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 講師 (10529712)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 文化政策 / 文化産業 / 建築 / 建築家 / ロンドン / オランダ / メディア / 非専門家 / メディア・コンテンツ / 学際性 / 建築的思考 / イギリス：オランダ / オリンピック

研究成果の概要

ロンドンを中心とするヨーロッパにおける建築の文化政策・文化産業の実態を、フィールドワークや聞き取り調査を通じて明らかにしたうえで、1980年代のサッチャー政権から2012年のロンドンオリンピックまでにおける建築家の有名性の生産・流通・消費のメカニズムを、都市論とメディア論を交差させながら分析した。また日本でも、美術館関係者に限らず、一般誌の編集者、デザイナー、テレビ・プロデューサー、広告業界などへの聞き取り調査を実施し、建築の文化産業に関する研究を多業種にわたって展開した。

研究成果

• [雑誌論文] 『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』から考えるこれからの都市とARTの行方 (2016)
  • 著者名/発表者名: 黒瀬陽平・齋藤精一・南後由和
  • 雑誌名: 週刊金曜日 巻: 1081 ページ: 27-29
• [雑誌論文] 主旨――特集 メディア・コンテンツ化する建築 (2015)
  • 著者名/発表者名: 南後由和・山崎泰寛
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.130 No.1673 ページ: 2-2
• [雑誌論文] 建築の消費者代表であり続ける――『Casa BRUTUS』 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉家千絵子・松原亨 聞き手 有岡三恵・寺田真理子・南後由和
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.130 No.1673 ページ: 8-11
• [雑誌論文] 建築家との協働・境界線――「HOUSE VISION」から産業の未来を考える (2015)
  • 著者名/発表者名: 原研哉 聞き手 南後由和・藤原徹平
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.130 No.1673 ページ: 14-17
• [雑誌論文] 建築を通して家族の再生を描く――「大改造!! 劇的ビフォーアフター」 (2015)
  • 著者名/発表者名: 井口毅 聞き手 星野雄・南後由和
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.130 No.1673 ページ: 22-23
• [雑誌論文] 空間×体験×SNSのデザイン――キリン一番搾りガーデン (2015)
  • 著者名/発表者名: 室井淳司 聞き手 南後由和・星野雄
  • 雑誌名: 建築雑誌 巻: Vol.130 No.1673 ページ: 24-25
• [雑誌論文] 1990-2000年代における批評／建築／情報技術のトライアングル (2015)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: IDEA 巻: 370 ページ: 71-76
• [雑誌論文] 東京オリンピック2020に向けたスケッチ――都市とスポーツ (2014)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 雑誌名: 現代スポーツ評論 巻: 30 ページ: 98-109
• [学会発表] 第2回 身体・舞台へ (2016)
  • 著者名/発表者名: 田尾下哲・新居幸治・川添善行・南後由和
  • 学会等名: ken-tic 建築的思考から
  • 発表場所: 東京大学生産技術研究所
  • 年月日: 2016-01-29
• [学会発表] 第1回 アート・キュレーションへ (2015)
  • 著者名/発表者名: 磯谷博史・服部浩之・川添善行・南後由和
  • 学会等名: ken-tic 建築的思考から
  • 発表場所: 東京大学生産技術研究所
  • 年月日: 2015-09-25
• [学会発表] 『だれも知らない建築のはなし』上映後トークイベント (2015)
  • 著者名/発表者名: 南後由和・石山友美
  • 学会等名: 『だれも知らない建築のはなし』
  • 発表場所: シアター・イメージフォーラム
  • 年月日: 2015-05-30
• [学会発表] 東京でBIGを語る (2015)
  • 著者名/発表者名: レム・コールハース・南後由和・藤村龍至・太田佳代子
  • 学会等名: 『S,M,L,XL+――現代都市をめぐるエッセイ』発刊記念トークセッション
  • 発表場所: TSUTAYA TOKYO ROPPONGI
  • 年月日: 2015-05-17
• [学会発表] 建築・建築家の社会学に向けて (2014)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 学会等名: DANWASHITSU
  • 発表場所: 滋賀県立大学
  • 年月日: 2014-12-08
  • 招待講演
• [学会発表] 国際スポーツイベントのレガシーを考える (2014)
  • 著者名/発表者名: ホルガー・プロイス・來田享子・南後由和
  • 学会等名: JSCシンポジウム
  • 発表場所: 秋葉原UDX
  • 年月日: 2014-10-18
  • 招待講演
• [学会発表] テーマ報告部会「都市とアート」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 南後由和(司会)
  • 学会等名: 日本都市社会学会
  • 発表場所: 立教大学
  • 年月日: 2012-09-08
• [図書] 「個都・東京――東京文化資源区構想と東京オリンピック2020をめぐって」 東京文化資源会議編『TOKYO1/4と考える オリンピック文化プログラム――2016から未来へ』 (2016)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 『建築の際ーー東京大学情報学環連続シンポジウムの記録』 (2015)
  • 著者名/発表者名: 吉見俊哉監修・南後由和編
  • 総ページ数: 327
  • 出版者: 平凡社
• [図書] 「アンケート」五十嵐太郎・南泰裕編『レム・コールハースは何を変えたのか』 (2014)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 出版者: 鹿島出版会
• [図書] 『磯崎新建築論集第7巻：建築のキュレーション』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 磯崎新・南後由和
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 「陳列とキュレーション：ユニクロ、コムデギャルソン、デミアン・ハースト」『vanitas』No.002 (2013)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 出版者: vanitas
• [図書] 「ロンドンオリンピック2012とSM」『モール化する都市と社会 巨大商業施設論』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 出版者: NTT出版
• [図書] 「境界を編みなおす家」『ス・ドホ|パーフェクト・ホーム』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 南後由和
  • 出版者: 金沢21世紀美術館
• [図書] Home : Reweaving the Boundaries, Do Ho Suh : Perfect Home (2013)
  • 著者名/発表者名: NANGO, Yoshikazu
  • 出版者: 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
• [備考] 南後由和ウェブサイト
  • URL: http://www.nango-lab.jp
• [備考] ken-tic 建築的思考から
  • URL: http://ken-tic.net
• [備考] 「中間建築ジャーナリズムの模索」WEB版『建築討論』
  • URL: https://www.aij.or.jp/jpn/touron/4gou/jihyou11.html
• [備考] 南後由和｜NANGO YOSHIKAZU
  • URL: http://www.nango-lab.jp