聴覚・視覚・体性感覚を統合した周辺刺激捕捉過程の解明

• 研究課題/領域番号: 24683026
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 実験心理学
• 研究機関: 北陸先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 宮内 良太 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (30455852)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円); 2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2014年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2013年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2012年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
• キーワード: 視聴覚統合 / 空間知覚 / 聴覚的注意 / 身体運動 / マルチモーダル感覚統合 / 周辺空間知覚 / 知覚と運動 / 選択的注意 / 時空間統合

研究成果の概要

ヒトは，周囲にある様々な物体の映像情報やそれらの物体の発する音情報を頼りに，自分の周辺にある/生じる事象を把握しながら生活を送っている。本研究では，その事象に起因する映像・音情報の知覚統合過程について調査し，どのように事象を捉えるのかを検討した。その結果，物理的には映像と音の情報が一致しているにもかかわらず，知覚的に不整合が生じることがわかった。この不整合は，単純な聴覚と視覚の特性の違いのみでなく，事象と自分との間の相対的な空間関係に依存していると考えられる。

研究成果

• [雑誌論文] Relative localization of auditory and visual events presented in peripheral visual field (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryota Miyauchi, Dea-Gee Kang, Yukio Iwaya, & Yoiti Suzuki
  • 雑誌名: Multisensory Research, 巻: 27 ページ: 1-16
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Relative localization of auditory and visual events presented in peripheral visual field (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryota Miyauchi, Dea-Gee Kang, Yukio Iwaya, and Yoiti Suzuki
  • 雑誌名: Multisensory Research 巻: 24 号: 1 ページ: 1-16
  • DOI: 10.1163/22134808-00002442
  • 査読あり
• [学会発表] 変調フィルタバンクを用いた感情音声における変調スペクトルの特徴解析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 朱治・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会 2016 年春季研究発表会
  • 発表場所: 桐蔭横浜大学，神奈川県横浜市
  • 年月日: 2016-03-09
• [学会発表] Study on effects of speech production during delayed auditory feedback for air-conducted and bone-conducted speech (2016)
  • 著者名/発表者名: Teruki Toya, Daisuke Ishikawa, Ryota Miyauchi, Kazushi Nishimoto, & Masashi Unoki
  • 学会等名: RIST International workshop on Nonlinear Circuite and Signal Processing
  • 発表場所: Hilton Waikiki Beach Hotel, Honolulu, Hawaii
  • 年月日: 2016-03-06
  • 国際学会
• [学会発表] 雑音駆動音声の感情知覚と振幅包絡線情報の関係に関する検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 朱治・宮内良太・荒木友希子・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 九州大学，福岡県福岡市
  • 年月日: 2016-03-04
• [学会発表] 様々な刺激を呈示して測定した耳音響放射音の特徴解析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 宮内良太・木谷俊介・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 九州大学，福岡県福岡市
  • 年月日: 2016-03-04
• [学会発表] Analysis of modulation-spectral features extracted from Japanese emotional speech (2015)
  • 著者名/発表者名: Zhi Zhu, Ryota Miyauchi, and Mavashi Enoki
  • 学会等名: Taiwan/Japan Research Meeting on Psychological & Physiological Acoustics and Electroacoustics
  • 発表場所: 台湾国立清華大学，Hshinchu，Taiwan
  • 年月日: 2015-10-23
  • 国際学会
• [学会発表] 心理物理的同調曲線による抑圧性マスキングの検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 鳥谷輝樹・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 平成27年度電気関係学会北陸支部連合大会
  • 発表場所: 金沢工業大学，石川県野々市市
  • 年月日: 2015-09-12
• [学会発表] 雑音駆動音声の個人性知覚に関する基礎的検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 朱治・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 平成27年度電気関係学会北陸支部連合大会
  • 発表場所: 金沢工業大学，石川県野々市市
  • 年月日: 2015-09-12
• [学会発表] 変調スペクトルの帯域を制限した雑音駆動音声の個人性知覚に関する研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 朱治・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会 2015 年春季研究発表会
  • 発表場所: 中央大学後楽園キャンパス（東京都文京区）
  • 年月日: 2015-03-16 – 2015-03-18
• [学会発表] Analysis of speaker individual differences on modulation spectrum (2015)
  • 著者名/発表者名: Zhi Zhu, Ryota Miyauchi, & Masashi Unoki
  • 学会等名: 2015 RISP International workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing
  • 発表場所: Kuala Lumpur, Malaysia
  • 年月日: 2015-02-27 – 2015-03-02
• [学会発表] 音列時間パターンが音像定位位置に与える影響 (2015)
  • 著者名/発表者名: 宮内良太
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 愛媛大学（愛媛県松山市）
  • 年月日: 2015-02-13 – 2015-02-14
• [学会発表] 音声の変調スペクトルに現れる個人差の分析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 朱治・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: ホテルシーモア（和歌山県牟婁郡白浜町）
  • 年月日: 2014-10-23 – 2014-10-24
• [学会発表] 情報科学と心理学 (2014)
  • 著者名/発表者名: 宮内良太
  • 学会等名: 北陸心理学会第 49 回大会公開シンポジウム
  • 発表場所: 金沢工業大学扇が丘キャンパス（石川県野々市市）
  • 年月日: 2014-10-18
  • 招待講演
• [学会発表] Sound and flash localizations in peripheral directions (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryota Miyauchi, Kang Dea-Gee, Yukio Iwaya, & Yoiti Suzuki
  • 学会等名: Forum Acusticum 2014
  • 発表場所: Krakow, Poland
  • 年月日: 2014-09-07 – 2014-09-12
  • 招待講演
• [学会発表] Study on linguistic information contained in temporal amplitude envelope of Japanese speech signals (2014)
  • 著者名/発表者名: Yasutaka Nishino, Ryota Miyauchi, and Masashi Unoki
  • 学会等名: RISP International workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing
  • 発表場所: Waikiki Beach Marriott Hotel, Hawaii, U.S.A.
• [学会発表] 振幅包絡の変調成分の制御が日本語音声の子音知覚に与える影響の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 西野恭生・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会 2014 年春季研究発表会
  • 発表場所: 日本大学駿河台キャンパス，東京
• [学会発表] 耳音響放射を用いた聴覚的注意の測定手法に関する予備的検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 木谷俊介・濵田康弘・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 那覇市IT創造館，沖縄
• [学会発表] Study on effects of presence of cue-tone on psychophysical tuning curves (2013)
  • 著者名/発表者名: Shunsuke Kidani, Ryota Miyauchi, and Masashi Unoki
  • 学会等名: International Congress on Acoustics
  • 発表場所: Palais des congres, Montreal, Canada
• [学会発表] 日本語音声の子音知覚は振幅包絡の変調成分の制御により変化するのか？ (2013)
  • 著者名/発表者名: 西野恭生・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 神戸セミナーハウス，神戸
• [学会発表] 音声の振幅包絡の変調成分が言語情報の取得に与える影響 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西野恭生・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 平成25年度電気関係学会北陸支部連合大会
  • 発表場所: 金沢大学サテライトプラザ，金沢
• [学会発表] 心理物理的同調曲線における手がかり音呈示の効果の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 木谷俊介・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会2013年春期研究発表会
  • 発表場所: 東京工科大学八王子キャンパス
• [学会発表] 同側耳への手がかり音の呈示による心理物理的同調曲線の変化に関する検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 木谷俊介・宮内良太・鵜木祐史
  • 学会等名: 日本音響学会聴覚研究会
  • 発表場所: 金沢大学サテライト・プラザ
• [学会発表] Effect of presentation of cue tones on active tuning of auditory filters derived from simultaneous notched-noise masking (2012)
  • 著者名/発表者名: Shunsuke Kidani, Rvota Mivauchi, and Masashi Unoki
  • 学会等名: International Symposium on Hearing
  • 発表場所: St Johns College, Cambridge, U.K.
• [学会発表] Robustness of audio-visual localization disparity in the peripheral fields (2012)
  • 著者名/発表者名: Rvota Mivauchi. Dae-Gee Kang, Yukio Iwaya, and Y&iti Suzuki
  • 学会等名: Acoustics 2012 Hong Kong
  • 発表場所: Hong Kong Convention and Exhibition Centre, Hong Kong