研究課題
若手研究(A)
一重項分裂性材料としてビフルオレニリデンBF分子による光電変換効率向上を図っている。X線解析構造とDFT計算により、一重項分裂条件を満たす励起エネルギー準位を明らかにした。5種類のBF誘導体を合成し光吸収の長波長化を達成した。しかし短絡電流密度および曲線因子は低く、光電変換効率は1.3 %であった。分子中心のねじれが励起子・電荷輸送に不利であると考えられ、平面性向上の分子設計が必要である。光電流の磁場印加に対する負の依存性を明らかにし、一重項分裂による三重項励起子生成・電荷分離が示唆された。分子の構造変化が磁場応答に影響を与え、一重項分裂でのモルフォロジーの寄与を明らかにした。
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