研究課題
若手研究(A)
生態系をまたぐ資源移動が群集構造や生態系機能に影響することは広く知られている。しかしながら、資源移動の時間的変化が群集や生態系機能の動態をどのように駆動するのかは明らかでない。本研究では寄生者(ハリガネムシ類)がその宿主の操作によって駆動するエネルギー流の季節性に注目した。河川に供給される陸生昆虫類の季節性を人為的に改変する大規模野外操作実験を行い、生態系間のエネルギー流のタイミングが河川生態系の季節的な動態に影響することを実証した。この成果は、気候変動等によってある生態系のフェノロジーが変化することが、隣接する生態系にも大きな影響を及ぼす可能性があることを示唆する初めての実証研究と言える。
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