リン酸化、脱リン酸化酵素の連係による細胞分裂制御の解明

• 研究課題/領域番号: 24687025
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 細胞生物学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 持田 悟 熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (60590304)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 27,430千円 (直接経費: 21,100千円、間接経費: 6,330千円); 2014年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円); 2013年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円); 2012年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
• キーワード: 細胞分裂周期 / タンパク質リン酸化 / リン酸化 / 脱リン酸化酵素 / 細胞周期 / 細胞分裂

研究成果の概要

本研究は、細胞分裂を駆動するタンパク質リン酸化の制御機構について、生化学的および細胞生物学的手法を用いて統合的な理解を目指した。特に申請者が近年発見した、リン酸化酵素(PKaseと表記)と脱リン酸化酵素(PPase と表記)のスイッチングを行う「連係システム」を担うENSAタンパク質の制御機構に焦点を当てて解析を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Cyclin B-Cdk1 inhibits protein phosphatase PP2A-B55 via a Greatwall kinase-independent mechanism. (2014)
  • 著者名/発表者名: Okumura, E., Morita, A., Wakai, M., Mochida, S., Hara, M., and Kishimoto, T.
  • 雑誌名: J. Cell Biol. 巻: 204 号: 6 ページ: 881-889
  • DOI: 10.1083/jcb.201307160
  • 査読あり
• [雑誌論文] Regulation of α-endosulfine, an inhibitor of protein phosphatase 2A, by multisite phosphorylation. (2014)
  • 著者名/発表者名: Mochida S.
  • 雑誌名: FEBS Journal 巻: 281 号: 4 ページ: 1159-1169
  • DOI: 10.1111/febs.12685
  • 査読あり
• [雑誌論文] キナーゼとホスファターゼの連係による細胞周期制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 持田 悟
  • 雑誌名: 細胞工学 巻: 32 ページ: 309-313
• [学会発表] リン酸化の可逆性が生み出す 細胞分裂周期の制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 持田悟
  • 学会等名: 認識と形成2014
  • 発表場所: 熊本 同仁堂ホール
  • 年月日: 2014-09-14 – 2014-09-15
  • 招待講演
• [学会発表] Regulation of alpha-endosulfine, an inhibitor of PP2A-B55, (2013)
  • 著者名/発表者名: Mochida S.
  • 学会等名: The 2nd Taiwan-Japan Bilateral Conference on Protein Phosphatases
  • 発表場所: 台湾 新竹
  • 招待講演
• [備考] 研究室HP
  • URL: http://cellcyclecontrol.jp
• [備考]
  • URL: http://www.cellcyclecontrol.jp