研究課題
若手研究(A)
細胞の分化・系列決定過程における系列状態の維持にはクロマチンの修飾やDNAのメチル化などのエピジェネティック制御機構が深く関与している。しかしその詳細は明らかでない。本研究により、DNAのメチル化に重要な働きをするNp95がT細胞分化に必須であることを我々は見いだした。Np95のT細胞分化における機能を調べるために、T細胞特異的Np95欠損マウスを作成し解析したところ、T前駆細胞段階で分化が顕著に阻害されていた。このT前駆細胞では本来発現するはずのない遺伝子の発現が誘導されていた。このことから、DNAメチル化はT細胞分化過程において特にT前駆細胞の運命維持に重要であることが示唆された。
すべて 2015 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 12件、 オープンアクセス 7件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (16件) (うち招待講演 5件)
Science
巻: 347 号: 6225 ページ: 1010-1014
10.1126/science.1259418
Nature Immunol.
巻: 15 号: 12 ページ: 1171-1180
10.1038/ni.3024
Proc Natl Acad Sci USA
巻: 111 号: 32 ページ: 11786-11791
10.1073/pnas.1323557111
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
巻: 111 号: 32 ページ: 11780-11785
10.1073/pnas.1323549111
Curr Top Microbiol Immunol.
巻: 381 ページ: 1-20
10.1007/82_2014_370
Nature Immunology
巻: 15 号: 6 ページ: 571-579
10.1038/ni.2886
Nature
巻: 507 号: 7493 ページ: 462-470
10.1038/nature13182
Proc Natl Acad Sci U S A.
巻: 111 号: 10 ページ: 3805-3810
10.1073/pnas.1320265111
巻: 110 号: 33 ページ: 13410-13415
10.1073/pnas.1220710110
Cell Stem Cell
巻: 12 号: 1 ページ: 31-36
10.1016/j.stem.2012.12.006
Blood
巻: 120(4) 号: 4 ページ: 789-9
10.1182/blood-2012-02-413195
Journal of Experimental Medicine
巻: 209 号: 7 ページ: 1255-1262
10.1084/jem.20112745
J. Immunol
巻: 188 号: 11 ページ: 5547-5560
10.4049/jimmunol.1002346