研究課題
若手研究(B)
本研究では「触感重視型材料」の設計の手法を確立することを目的とし,触感と材料の微構造の関係について検討した。皮膚に塗布して用いる製剤においては,皮膚の製剤によるぬれ性が触感に大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。製剤の皮膚表面におけるレオロジー特性も,皮膚に対するぬれ性により変化することが分かり,皮膚の界面化学的性質が触感に及ぼす影響が明らかになった。また「しっとり感」と「べたつき」のように,統計学的には類似した性質を持にもかかわらず,前者は快,後者は不快をそれぞれ示すような官能評価項目について,物理的な現象の違いを検討し,それぞれの官能値と高い相関を持つパラメータを明らかにした。
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