研究課題
若手研究(B)
本研究では抑制性神経伝達の変化に着目し、代償的な感覚機能の向上が長期的に維持されるメカニズムの解明を目的としている。視覚機能の剥奪後2日目において、体性感覚野の4層から2/3層で形成される興奮性伝達(大脳皮質の縦方向の神経伝達)が強化され、剥奪後7日目において興奮性伝達の強化は見られなくなるが、皮質2/3層-2/3層間の側方向への抑制性伝達(側方抑制)が強化されるという事を明らかにした。さらにこのような抑制性伝達の強化には2/3層の抑制性神経細胞におけるセロトニンシグナルが関わっていることが明らかになった。
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Eur J Neurosci
巻: 37 号: 10 ページ: 1602-1609
10.1111/ejn.12188