研究課題
若手研究(B)
脳腫瘍の悪性化には細胞の浸潤が深く関わっている。浸潤に関連するSrcキナーゼの下流の因子で、癌細胞で特異的に機能するものを標的とすることを考え、SKAP2という、従来癌への関与がほとんど知られていなかった因子を同定した。高浸潤型の腫瘍組織U87F4と繊維芽細胞を用いた解析で、SKAP2と相互作用する因子としてWAVE2とcortactinを同定し、SKAP2が細胞移動に関するアクチン重合を制御することを証明した。このような制御によりSKAP2が細胞移動や癌の浸潤を制御することを証明した。以上の結果をまとめてTHE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRYで発表した。
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J Biol Chem
巻: 288 号: 2 ページ: 1171-1183
10.1074/jbc.m112.386722